私が漫画を読んでいる環境を紹介してみます。今は一部を除き基本的には電子書籍で購入しています。なぜならもう普通のコミックの大きさでは文字が小さくて目が辛いためです。若い頃は仕事を引退したら悠々自適で本を読みながら暮らそうと考えていたのですが、そんな歳になる前にまさか目の方の問題で紙媒体の本を読めなくなるとは思ってもいませんでした。拡大が自由な電子書籍が普及したのは本当にありがたいです。
閲覧装置
(1) iPad Pro 12.9インチ (第3世代)
漫画は基本的にこれで読んでいます。3年ほど前から使っていて現状でもベストですね。表示領域が縦26cmあって、雑誌でも読めるくらいの大きさですし、横にして見開きページでもそれなりに読めるのが良いです。
重さは700g弱とそこそこありますが、基本的に屋内利用で椅子に座ってかベットに転がっての使用で、持ち上げながら読むことは無いのであまり気になりません。さすがに3年使っているとややバッテリーの持ちが悪くなって来ていて、最近は毎日充電が必要になってきています。
これの前は1年ほどSurfaece Proを使っていましたが、アスペクト比が3:2なので漫画の画角に対して表示される領域が狭くなってしまっていました。4:3のiPadは漫画リーダーとしてより良いですね。
(2) LG 31.5インチ 4Kディスプレイ
iPadを子供に貸している時や、見開きで大きく見たい時はこちらを使います。普段のPC用でもあります。ブラウザでフルスクリーン表示をすると、16:9なので見開きでも縦いっぱいに開け、かつその縦の長さが39.5cmもあって、スケッチブックを開いて見ているようです。これで描き込んである見開きページを見ると大迫力ですが、画質が悪いデータだと返ってあらが目立ってしまうこともあります。
色についても昨年末にPCをWindowsからMac miniに変えたら、自動でカラープロファイルを合わせてくれるようになったので非常に発色が良く綺麗になりました。なお下の画像ではWQHD相当で使っています。4K表示にすると文字が小さすぎるので。
(3) iPad Air
これは外に出かける時、待ち時間が長い場所などでダウンロードしての閲覧用に使っていたのですが、さすがに2013年に購入したものなので、少し前にiOSを最新にすることが出来なくなり、その結果最新のアプリへの更新が出来ずに使えなくなってしまいました。今は妻の楽譜表示用端末として余生を送っています。
これの前にも昔のiPad miniがやはりOSアップデート不可でアプリを最新に出来ずで使えなくなりました。反応は遅いものの壊れてはいないのでもったいないですね。こちらは今はインターネットラジオ専用端末として使っています。
(4) 紙媒体
幾つかのシリーズは例外として紙でも持っています。子供の頃からずっと捨てずに持っている背表紙が黄色くなったような本や、最近の作品であっても子供達が欲しがって集め出したシリーズは、そのまま紙のコミックスを買い続けています。兄妹で回し読みするのには紙が良いですよね。
閲覧アプリ
(1) ebookjapan
2012年からebookjapanを使っています。ここでの今の蔵書は3800冊ほどですので、ならすと一日一冊くらいは購入している状況ですね。ここを選んだのは当時いくつかあった電子書籍サイトの中で、漫画に力を入れていて、比較的画質が良かった、見開きの接続をちゃんとしていた、背表紙表示があった等の理由で選びました。今時は見開きの左右がきちんと合っているのが普通ですが、最初のころは合わせている方が少数派でしたね。
老舗とは言え独立系でしたので、電子書籍サイトの群雄割拠の時代は突然閉鎖するサイトも多く心配もありましたが、今はYahoo!の参加に入って経営が安定したので大丈夫でしょう。その時にアプリも一度酷いことになりましたが、今では大分改善されたので問題ありません。さらに後述しますが割引も多くなったのでコスト的にも助かっています。
(2) Amazon Kindle
最初に電子書籍を買ったのはこちらでした。ebookjapanよりは数ヶ月早かったのですが、基本こちらは小説用として併用してます。電子インクのKindle本体も持っていて、こっちは200gを切っているのでスマホより軽いくらいで、こちらは持ち出し時に重宝しています。白黒で若干動作は遅くても軽いのは正義です。
漫画は昔に買ったのがライブラリに残ってはいますが、ほとんどはebookjapanで買い直していて、今は子供とは共有しない方が良いかなと思われる本wの購入にも使っています。
この2つ以外にも幾つかの電子書籍サイトも利用したことがあって、まだ残っている所もあれば既に存在しない所もあります。今はそれなりに蔵書があるので、よっぽどのことが無い限り他社に動くことはしないですかね。
漫画の購入方法
漫画の探し方
ebookjapanでは発売日になると続巻通知のメールが来るので、それを買っているだけでもかなりの数にはなるのですが、発売には波があって、一気に読み切れないほど出る時もあれば、週末でも全く読む作品が出ていないこともあります。
そういう時は大概はネットサーフィンで新しい本を探します。主にebookjapanやAmazonのサイトをぶらぶらしながら、表紙が目に付いた本や評価の高い本を見つけてですね。ただ注意しないといけないのは、少し前からAmazonはレビューを書かなくても★が付けられるようになり、評価がインフレしてしまいました。5つ星が沢山付いているのにレビューの数が明らかに少ないなど怪しい評価の本が増えたので、慎重に選ばないといけません。
「表紙買い」という言葉もあって、それは確かにその本に興味を引く一要因にはなりますね。たださすがに試読やレビューを確認せずに買うことはしないです。普通っぽい表紙で中身が大人向けという作品もありますので。買ってみてから力が入っていたのは表紙だけだったかと落胆することも、まぁありますが。
後は漫画の出版元を始めとして色々な会社がやっている数話ずつの無料公開サイトや専用アプリがあるので、そこで読んでみて気に入った作品であれば、既読の話も含めてebookjapanでポイントが高い時に全巻揃え直すとかしています。
残念ながら今の通勤路には本屋が無く、住んでいる街が田舎でもあって本屋自体が少ないので、本屋で本を探すということを全くしなくなってしまいました。
漫画の買い方
前述したように主にebookjapanを利用しています。ここはYahoo!系列なので、家族でY!mobileを利用している我が家はポイント的にお得になることが多いです。ただし月額費用と同額の500円分のクーポンが付いて、かつ上限の1000円分まで5%分のポイント還元が付くEnjoyパックが使えないのは痛いですね。
ebookjapanでは、以下のようにポイント還元率が高いお得な曜日がだいたい決まっています。クーポンの適用で安くなるかなどはちゃんと表示してくれるので忘れずに済みますよ。
火木 まとめ買いクーポン
これは6000円以上買うと1500円割引になって実質25%OFFです。しかし実際シリーズ作品をまとめて買うでもしないと合計6000円はなかなか行かないので、あまり使い道は無いです。
水曜 第1巻 30〜50%割引クーポン
第1巻だけ30%〜50%引きになります。他のキャンペーン次第で割引率が調整されることがあるようです。割引率としては大きめなのですが、3巻以上出ている作品の第1巻にしか使えないので、買いたい新しいシリーズ作品を見つけた時には水曜日に第1巻だけ買って、2巻目以降はポイント還元の高い金曜日に買うとかしています。少し前には先着何人だけ1巻無料で提供というのもやっていました。
金曜 コミックフライデー 35%還元(新刊除外!)
これは2022年11月に改悪されました。新刊が対象外とされてしまったのです。新刊にはわずか5%引きのクーポンが配布されるだけになりました。
新刊の定義は発売後30日間ですが、追っかけている作品はそんなに待てないですね。惰性で買っている作品に使うくらいしかないですが、そもそも惰性で買うのももう良いかと思わされてます。正直ebookjapanはもう良いかと考えたくなるくらいの改悪でした。
週末クーポン15%割引
土日と祝日に発行されます。割引率はやや低いのですが、金曜日にまとめて買った後に土曜日に読みたい新刊が出たりした場合、一週間待つのは辛いので、このクーポンで買ってしまうことがあります。あとPayPayの全額支払いキャンペーンは週末に行われることが多いので、それと組み合わせるとよりお得になったりします。ただし発売したばかりの新刊は適用外となるようです。
全額PayPay払い 50%還元等
時々、主に週末に全額PayPay払いをすれば50%還元などの大きいキャンペーンがありますが、しかしこれらは大抵の場合は付与上限が低く、あまり沢山は買えないようになっています。たとえば50%還元で上限2500円だと5000円以上の支払い分にはポイント還元が無くお得になりません。Yahoo!ショッピングでのPayPayキャンペーンでも似たような上限が良くあるので気をつけましょう。
セール等
ebookjapanでは出版社限定やジャンル限定で30〜50%くらいの期間限定セールが行われることがあります。いつやるかは分からないのですが、買おうかどうしようか迷っていた作品や、昔に読んでもう紙の本は処分してしまった作品等を再び揃えるのに背中を押してくれることはありますね。
セルフバック
ASPに登録していると自己アフィリエイトが使えます。私が登録しているASPでebookjapanの還元率が一番良いのはA8.netで4%です。ただしセルフバックの手順を正しく行わないと適用されないので、時々買ってから忘れてたー!となって頭を抱えることがあります。
A8.netは、大手のASPでファンブログというブログを作れる仕組みもあるので、ebookjapanを始め電子書籍サイトでたくさん買うという人は、ASPに登録してみるのもおすすめです。
まとめ
以上、個人的な漫画読書環境をご紹介しました。昔は大きな本棚に沢山の本を並べて悦に入っていたのですが、引っ越しを繰り返すたびに邪魔になり今は購入する漫画の95%は電子書籍です。会社の仕事でも紙を見たり管理したりはかなり減ってPDFが当たり前になっていますので、データでの管理は自然な流れかなと思います。
たださすがに縦読みは受け入れられていないので、今のコマ割り漫画がしばらくは続くことを祈っています。