STAR TREK STRANGE NEW WORLDS Season 1 第2話【ネタバレ感想】

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WOWオンデマンドで視聴することができるParamount+にて配信中の、STAR TREKの最新シリーズ『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』の第2話のネタバレ感想です。

何人かのメインクルーの特徴を少しずつ掘り下げながら、士官候補生であるウフーラの少しの成長とパイクの葛藤との向き合い方などが示される回でした。

第2話 彗星の子供たち

第1話に続き、惑星連邦を知らない未開の異星側のシーンで始まります。乾いた地表に質素な小屋で暮らすわずかな人々です。一方のエンタープライズでは、ウフーラが組織にありがちな新人イジメ(からかい)を受けてました。幹部たちの場に呼ばれる新人の落ち着かない感じはわかりますよ。

機関主任のヘマーが初登場。惑星連邦の成立時点からいるアンドリア人かと思ったら、イーナー人という亜種の設定で、どうやら俳優の方が盲目の方なので、それに合わせたものかもしれません。

食事になっての談笑の場で、パイクに目標を問われて艦隊での将来を見据えていないことをほのめかすウフーラ。そりゃ会社で長年働いてきた幹部たちからすれば、新人歓迎会の場で、そのうち転職しますとぶっちゃける新人には一言返したくなっちゃいますよねー。

STARFLEETは選ばれたエリート集団だぜーみたいな描き方は、個人的にはあまり好きではないのですが。

彗星がオープニングの未開の惑星に衝突しそうということが分かり、イオンエンジンでも取り付けて軌道を反らせよう、簡単、簡単。と済まそうとしたら彗星自身がそれをフォースフィールドで防いだので、なんだこりゃと調査に上陸班が向かうことになります。

彗星には知的生命体が作ったと思われる構造物がありました。それもありブリーフィングで異星人類学者と紹介されたサミュエル・カークが上陸班に加わります。

高レベルの宇宙船を防ぐためとしてチャペルに注射をされる上陸班のラアン、スポック、ウフーラ、カークの4人。注射自体は今話の設定として特に必要ではありませんでしたが、スポックとチャペルの絡みを作って後に繋げるためでしょう。

船外活動用のスーツは『ディスカバリー』と同じ種類のようです。スーツの胸部の色は男女で青/赤になってますが、さすがに性別では無く所属での色分けでたまたまそうなったのかな。

今はいない異星人が作った遺物の調査はSFの定番ですね。新人で初上陸任務とはいえ、お客様では無く必要な役目があってここに来ているのだろうとウフーラを煽るサミュエル・カーク。ウフーラの若手にありがちな不満そうな反応が上手く出ています。

調子に乗って先に進んだ奴がまずやられるという定番の状況を作り出すサミュエル・カークでしたが、赤シャツでも無いですし、準メインキャストなので心停止してもAEDで助けられます。転送で艦に戻すのは妨害されて転送不可ということで説明を付けてありました。

初の上陸任務で艦との連絡が閉ざされて不安な中で、言語の専門家として自分の仕事をするようにスポックに指示されるウフーラ。最初の幹部との食事会で余計なことを言ってフラグなんて立てたからですよ。どうしようもなくなってチャペルとの関係で上官をからかってみたりと、若いウフーラもなかなかな性格ですなぁ。

何とかしようとしていたエンタープライズでしたが、いきなり他の宇宙船から攻撃をされます。おいおいそんなに近くまで来ているのにレーダーとかを誰も見ていなかったの? 常時警戒しているAIシステムとかあるでしょ。

宗教的な思想を持つかのように彗星の守り手を自称する異星人(シェパードと翻訳された)とコンタクトして、どうみても相手の方が強そうなことが判明。上陸班の存在もバレてしまって不味い状況に陥りいます。

その上陸班の方では、ウフーラが不安を紛らわすために歌を口ずさんだことで、音楽がキーだったことが分かるというのも定番ネタですが、解決の糸口は示されました。音程を合わせろというウフーラの指示に、ラアンは私はそういうキャラじゃ無いと返し、スポックはそれで解決するならと真面目に口ずさむのは性格描写が適切ですね。

それでいきなり異星人の装置が反応して動いてしまうのも安直過ぎますが1時間ドラマですし。転送が可能になってエンタープライズに戻る上陸班。軽口叩いて気絶するだけというサミュエル・カークがちょい役過ぎでは。

シェパードが神聖な彗星の邪魔をしたな!と怒って攻撃されるエンタープライズ。シールドが何%に低下とか、わざわざ伝えるのは昔からですが、どこかに表示しておけばとかコンピュータに自動でしゃべらせればとかは言ってはいけないのがお約束。

スポックが、彗星自身に動いてもらえば良いのだと意味不明な提案した後で、ワンカット挟んでからブリッジでスポックのいない科学士官席をちょっと映す演出で、彼が何か企んでることを示唆します。

今シリーズのオルテガスも含めてSTAR TREKに出てくる操縦士はみんなSTARFLEETでトップクラスの人ばかりですよ。飛行パターンに個人名がついているのも定番、定番。

シールドに敵兵器が当たると衝撃が船体表面に広がるように表現されるので、シールドはよくあるバリヤーのように船体から少し離れて丸く覆うようにあるのではなく、船体表面に沿うように何らかのフォースフィールドがあることになっているのでしょうか。

パイクは、エンタープライズを彗星の影に隠して逃げて、どうだ大事な彗星は撃てないだろうとした上で、故障しちまったから大事な彗星ごと爆発しちゃうぞとシェパードを脅して時間を稼ぎます。

で、シャトルで隠れていたスポックが動くと。しかしこのシリーズのシャトルは歴代のものに比べてずいぶん大きいというか船内が広いような。

最初スポックが何をしているのかよく分からなかったのですが、見直してみるとシャトルから熱を発生させて彗星表面を壊しているみたいですね。彗星の構造は「汚れた雪だるま」なんて言われていますので、高熱で一部を溶かして壊すことでバランスを崩して軌道を変えると。

多数の岩石をすり抜ける困難な飛行を心配したクルー達に対し、スポックは通信の中で笑ってみせて無事を知らせます。「壊滅的なことが起きると笑うしか無い」という最初の食事会でパイクがした説明と、上陸班でのウフーラの反論から学んだ?ことを活かしました。ここの演出は堅物だけど真面目なスポックらしい振る舞いで良かったと思います。

で、彗星はすれすれで衝突を回避すると同時に水蒸気を惑星の大気に付与し、それで乾燥していた惑星の環境が改善されていきます。スポックは、これにより農業生産が良くなり発展が見込めるだろうと予測を告げます。

すると通信が入ってスクリーンには、な、言ったとおりだろうとドヤ顔のシェパードが映り、惑星の乾いた地表には雨が降り始めるのでした。地球の生命の元になるものは太陽系外から彗星で運ばれて来たという説をベースにしたものでしょうね。

ここでいきなりシェパードがエンタープライズを許してしまうのも簡単すぎますが、異種族間の言葉の翻訳の都合もあって、少し行き違いが生じただけなのだと理解しましょう。

後になって彗星の音階信号が解析できたら、彗星自身が元から衝突しないつもりだったことが分かったとウフーラが報告します。スポックがシャトルで飛んで熱を与えたこと自体も彗星の予定通りだったと。彗星の方が一枚上手というオチなんですが、じゃあ最初にパイク達がやろうとしたイオンエンジンを付けさせるのでも良かったのではとか言ったら無粋ですね。

スポックは通路でウフーラを呼び止め、君自身はSTARFLEETに憧れは持っていないのかもしれないけど、STARFLEETに求められる人材であることは間違いないと彼女を褒めて別れます。新人もこの経験で自分の道をあらためて見直すって流れですよ。

エピローグで、パイクとウーナでお酒でも飲みながら、未来を受け入れるつもりだと述べるパイクと、未来は変えられるかもしれないと返すウーナ。この回でもパイクの葛藤と決断が示されていきます。そして自身が傷を負う代わりに救うことになる今はまだ子供である5人をコンピュータに教えるように指示します。

おいおいそれって個人情報ではないかというツッコミは置いておいて、4番目にユウト・ホシデの名前が出てきますが、星出さんは現在の日本の宇宙飛行士にいらっしゃいますね。ひょっとすると他の4名も各国の宇宙飛行士にちなんでいたりしたら面白いですね。

話の設定はありがちなものでしたが、何人かのクルーの人物像の掘り下げが適切になされた良い回でした。

WOWOWオンデマンドは、『スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』が日本で視聴出来る数少ない配信元です。第1シーズンと第2シーズン、それぞれ10話が配信中ですよ。