ガス設備の故障に備える【対策グッズ】

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オール電化住宅でもない限りガス設備は家庭にとって大事なインフラです。いつも普通に使えていたものが突然使えなくなってみると、その大切さを実感します。特に冬にお湯が使えないというのは致命的です。

ここ半年で二回、我が家のガス設備が故障しました。保障が効いているのでいずれも修理費はかかっていないのですが、修理が来るまで2、3日お湯が使えない状況が発生しました。そんな時のための備えておいて便利な対策グッズを紹介します。

簡易シャワー

もちろん街全体におよぶ災害でもない限り、風呂だけであれば近くの日帰り温泉などに行くという代替手段もあります。とはいえ一人一回数百円でも家族全員でとなるとそれなりにかかりますし、さらについでにそこで食事も一緒にとなれば支出が大きくなります。なのでこれも一日くらいなら良いのですが、何日にもなると家庭内で対応できる手段もあると良いかと考えています。

そこでUSB充電で動く簡易シャワーが一つあると便利です。水を吸い上げてシャワーとして出してくれるものになります。海のレジャーでも使えそうなものですね。湯船やバケツにお湯を貯めておき、ポンプで吸い上げてシャワーとして出します。

お湯を手桶でという手段も無くは無いのですが、やはりシャワーの方がお湯を使う量がより少なくて済むと思われます。

この製品だと、ON/OFFは水を貯めている中に手を入れて操作が必要なので、シャワーヘッドの手元にスイッチがある製品だとより便利とは思いますが、そもそも常用する製品ではないので許容範囲です。

電池容量は5人で連続して使っても十分に持ちます。強弱が切り替えられて、強にすればシャワーとして問題なく使えます。数千円で手に入るので非常用グッズとしては有用です。

バケツ

シャワーのためのお湯を貯めるのに使います。我が家の経験だと一人当たり20リットルもあれば頭と身体を洗うには十分なようです。なので14リットル入るバケツを2つ使っています。髪の長い方がいる場合は少し多めに必要かもしれません。

災害対策と言う視点で考えるとバケツというのは色々な使い道があるので、汚れ作業には使わないでおくバケツを複数用意しておくと役立つと思います。中は空っぽなので非常食等を入れておけばスペース的にも無駄になりません。

お湯はもちろん湯船に貯めても良いのですが、湯船に十分な水深のお湯を貯めるのは結構大変です。シャワーのポンプはある程度の水深が無いと上手く使えませんので。

大きな鍋

お湯を沸かすために使います。麺類を茹でるための専用の大きな鍋が一つあると、普段から中で油も使われていないので綺麗なお湯が沸かせます。その他にもミルクパン等は容量が少ない分、早くお湯が沸くので便利です。我が家はIHで大量のお湯を沸かすのにちょっと電気代を心配していましたが、実際にはHEMSで見ても恐れていたほどの電気代はかかっていなかったですね。

もちろんお湯はぐつぐつに沸騰させてから水と混ぜます。特に冬の場合は、先に湯船に水を少し貯めておいて室温くらいにしておくと沸かしたお湯が持つ熱量の無駄が減りますし、お湯が熱かった時にぬるくするのにも直ぐ使えます。

ちなみに我が家は屋根に太陽電池があるので災害時でも昼間であれば電気が使えるのですが、ちょっとIHを連続では電力的に厳しいのと、さすがに電気が無いとこれらも対応不可になってきます。なので本当の災害用には複数のカセットコンロと予備ボンベはそれなりに持っています。たださすがに災害時は炊事に使うのが優先になるでしょう。

電気ケトル

お茶を飲むのに普通に使われている方が多いと思いますが、これは結構役立ちます。お湯が直ぐ沸くので便利なのと、これで沸かしてお風呂のドアの前に置いておいてあげると、中でシャワーを使っている人がバケツのお湯が冷めた時に足し湯として使えるので便利です。

蓋があるので鍋のようにお湯をこぼしてやけどする心配が少ないですし、底側が直接熱源に接してはおらずポットの内側でお湯を温める仕組みなので、直に洗面所の床に置いても熱による変形などの影響を気にしなくて済みます。

投げ込みヒーター

最終的にはこれがあれば電気でお湯が沸かせます。ただし欠点もありまして。

・ 200リットルの水から適温までお風呂を沸かすには数時間はかかる。
・ 通電時は感電の恐れがあるために水に触ってはいけない。(お湯の温度確認時は電源を抜く!)
・ かなりの電力を喰うので、壁コンセントからは単独で使用する。

なのでお湯に入りながらさらに加熱という使い方は出来ません。今回は私は大丈夫でしたが、知り合いにはこれで感電したことがある方もいるので、そこの安全管理がしっかり出来る大人が面倒を見るのが大事と思われます。

なお今回は途中で購入したこともあり、お風呂を完全に沸かすまでは至らず湯船に少しだけ貯めた水の温度を上げるために使うまででした。水深15cmくらいの冬場の水を1時間かけて、冷たくは無くなったかなという程度でしたね。

オイルヒーター(小型暖房機)

お風呂場に専用の暖房がある方はそれでも良いですが、無ければ冬場についてはお風呂場を先に温めておく手段が必要になります。冬にシャワーだけでは寒いですから先にお風呂場全体を温めておくだけで快適さがかなり違います。

我が家では冬場はヒートショックを避けるために洗面所にオイルヒーターを置いているので、それを早めにお風呂場に持ち込んで暖めておきました。お風呂場が十分に暖まってからオイルヒーターを片付けてお湯作りをします。電化製品ですので水には注意しないといけません。

オイルヒーターは電気代がかかるというイメージがありますが、限られた時間だけかつ狭い場所を暖めるのに使うのは適材適所で良いですよ。24時間のタイマーが付いているので、我が家では朝に洗面所を使う時間と夜のお風呂に入る時間帯の少し前からセットしてあり快適です。

最後に

今回は業者間のたらい回しや、最初に修理に来た人の見立て違いもあって真冬にガスが三日も使えない状況に遭遇しました。修理の立ち会いで仕事を休む必要もありましたし、食洗機もお湯と元栓が同じとのことで使えなくなり、冬に水だけで食器を洗うのはかなり苦痛でした。

修理が終わってお湯が使えるようになると、当たり前に使えるインフラの有り難さを実感しましたね。年に二回もあったおかげで、いざという時のグッズの準備やそれらの運用経験も積めましたので、起きては欲しくはないですが次があってもなんとかなりそうです。