シー・ハルク 第1話【軽く感想】

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Disney+で配信されているマーベルのドラマである「シー・ハルク」(配信ページでのタイトル表記は”Sheハルク”)の感想です。法律家のジェニファー・ウォルターズはハルクの従妹です。ある事故に遭ったがために望んでもいないハルクのパワーを得てしまい、普通の暮らしが出来なくなってしまいます。

第1話 普通レベルの怒り

視聴者を真っ直ぐ見て話す女性は、どうやら法廷での弁論のリハーサルをしているようです。論述も適切であることが認められ、彼女ジェニファーは最終弁論に立つことになります。でもパラリーガルって言われているのはまだ弁護士では無いのかな?

「いざとなったらハルクになれば」と正体を知っているらしい女性ボスに言われた後で、視聴者に向き直って「それは本当、私はハルク」と明かします。でもこれはあくまでも法廷ドラマなんだからねと主張してから、なぜそうなったかを説明し始めます。

彼女はブルース(ハルク)の従妹だったのですね。数ヶ月前、彼と一緒に車で旅行をしていました。なおスナック菓子を箸で食べるのは私も賛成です。

そこに突然宇宙船が目の前にやって来て、急ハンドルを切った車は崖にゴロゴロと派手に転がって落ちます。この事故に遭った時点で腕に傷を負っただけで済んでいるのも凄い気もしますが。

先にくるまから脱出してブルースを車から助け出す時に、同じように怪我をして流れていた彼の血が彼女の腕の怪我にかかると、あっという間に緑の魔神に変身してしまいました。

そこで正気を失ってしまい、一時は独りでふらふらと彷徨いましたが、酒場の外で声をかけてきたうるさい男達に変身して逆襲しようとしたところで、どうやらブルースに連れ戻されたようです。

目が覚めると、どこかの海辺の家。地下に行くと実験室があってハルク姿のブルースがいました。血を調べたら遺伝的にハルクになれる素質があったとか軽い設定ですね。でも悪くないです。

ブルースは事故の前に現れたのはサカールの宇宙船で何かを伝えに来たのではと言いますが、この回ではこれ以上は触れられませんでした。サカールは『マイティ・ソー バトルロイヤル』でハルクがソー達と遊んでいた星ですね。

ハルクはジェニファーがどんな状況で変身するかを調べるために、回転のこぎりが沢山付いた壁が両側から迫ってくる装置を使います。この装置、拷問以外に一体どんな用途があるのか考えても分かりませんww 映像的に面白いからで理由としては十分ですが。

もちろんジェニファーは女ハルクに変身して装置ごとぶっ壊して外に出ます。ブルースが慌ててなだめようとしますが、彼女は正気を保っていました。かつてのハルクのように暴走していません。

ここからは感情を制御するためのトレーニングとして、男ハルクと女ハルクで力比べのような楽しいシーンが続きます。こういう所の表現は向こうは上手いですよね。どうやら女ハルクの方が身軽のようです。

でも結局は、スーパーヒーローとして生きるように諭すブルースに対して、普通に生活したいというジェニファーは対立して出て行こうとします。さぁ男ハルクと女ハルクのバトル開始のゴングが鳴りました。

車で跳ね飛ばして、放り投げて、手を叩いて起こした風で吹き飛ばして、取っ組み合いで転がってとやり合って、最後は建物を壊すまでして、こりゃ勝負がつかんと仲直り。ブルースは諦めてジェニファーを帰すことにします。

そこで最初のシーンに戻ります。視聴者に話し続けるジェニファー。あれから変身もしてないよと得意げです。

そして裁判所のシーン。ジェニファーがおごそかに最終弁論を始めようとしたところで、後ろの壁が崩れてヴィランの女性が乱入! 落ちる柱、あわてて隠れる傍聴人達、警備の人達も当然止めようとしますがやられます。これも何だったかは次回以降に説明があるのですかね。

冒頭の正体を知るボスに「出番だよ。市民の務めよ。」と促され、靴を脱ぎ、緑の女ハルクに変身。投げられた大きな机を投げ返し、カウンターでワンパンチを決めてあっさりと倒しました。

変身を解きながら颯爽と戻り、緑から肌色に戻った足で再び靴を履きますが、スーツはボロボロ、髪はぐちゃぐちゃ。でも何事もなかったように「最終弁論を続けます。」と言ってエンディングです。

普通でいたい女性と、そうはさせてくれない周りの状況。そこに怒りを表してなんとか解決していくけれど、あーまたやっちゃったという流れになると面白そうです。

なおポストクレジットでは、キャプテン・アメリカに対するからかいネタがありましたね。

ネコナブキ
ネコナブキ

まずは、自分自身を制御できる女ハルク登場という初回でした。女性を怒らせると怖いよというあたりも狙いですかね。次回にはまた何か事件が起こって、それに翻弄されて普通レベルではない怒り仕方なく…となりそうです。