2022年11月に発売されて購入・読了した漫画の新刊(電子書籍)の一覧です。簡単なレビュー・感想を付けて紹介します。
読んで面白かった今月のおすすめ漫画5冊は以下です。
先月の新刊はこちらから
11/1発売
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? (9)
漫画:板垣ハコ(キャラ原案:COMTA)
原作:手島史詞
出版:HJ COMICS
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前巻の最後でネフィが夜に独りでかつての家に行き、魔王オリアスと戦って幼女にされてしまってからが描かれます。幼女のネフィは無闇やたらに可愛さ爆発で、ザガン、フォル、ネフテロスを次々と虜にして「もうこのままでいい気がしてきた」とまで言わせてしまいます。これまでとは少し違う視点の愛で力です。
一方でポンコツ騎士がとても頼りになりはじめます。プライベートはポンコツでも仕事では優秀です。そして残された日誌を見つけてネフィの過去を知り、里を吹き飛ばして出ようとしたところで、魔王オリアスが現れて対決することになります。その正体もちょっと分かったかな。
悪友の俺がポンコツ騎士を見てられないんだが、どう世話を焼きゃいい? ~まどめ外伝~ (1)
漫画:双葉もも(キャラ原案:COMTA、構成:板垣ハコ)
原作:手島史詞
出版:HJ COMICS
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本編の『魔王の俺が〜』のレビューでも紹介しているスピンオフ作品です。同時発売の本編9巻の描き下ろし小説にあるゴメリの言葉の通り「芽吹きの兆しを見せたばかりの種子」である魔術師バルバロスと聖剣の乙女シャスティルの二人の関係の成長が描かれます。
内容的にはWeb連載されているので既に読んでしまっているのですが良いです。面白いです。特に読者と共に二人を愛でるサブキャラとして修道女見習いのレイチェルの参加が上手いなと思います。バルバロスに魅せるシャスティルの笑顔だけで、鼻血出しまくりで無限の力を得られるヤバキャラとして、今後もお話に良い味を足してもらえるとイイですね。
11/4発売
怪獣8号 (8)
漫画:松本直也
出版:集英社 ジャンプコミックス+
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8号の8巻です。6号スーツを試験的に身につけた市川と、そのバディとして名乗りをあげた古橋の二人での戦いです。そこに第4部隊隊長の緒方の過去も加わって来てアツい感じですね。緒方と既に亡きかつての第二部隊隊長の四ノ宮とのエピソードがチラ見せされていますが、今後のさらなる掘り下げも期待したいです。
一方の怪獣8号であるカフカも自らを鍛えるために、保科の力も借りて訓練に励むようになります。そして怪獣の犠牲者や討伐で命を落とした者が祀られているという龍寧神社で亡霊を見かけるのでした。これは何かの伏線でしょうか、それとも単なるイメージでしょうか。
株式会社マジルミエ (5)
漫画:青木裕
原作:岩田雪花
出版:集英社 ジャンプコミックス+
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魔団連という業界団体の会議に社長が出席します。ちゃんとスーツでw 色々な○○長の方々が出席していますが、大臣が冒頭の挨拶をするのはともかく議事進行はしない気もします。しかもなんで厚生労働大臣なんでしょ?
越谷の父親が出てきて、ついに彼女のバックグラウンドの掘り返しです。大学関係者が黒幕ってのもちょっと変かなとか、ビジネス的リアリティでお話を気にしちゃいけないのかもしれません。そしてついに準公務員な感じの魔法少女も出てきました。白衣のメガネ魔法少女はありです!
ザ・ファブル The second contact (5)
漫画:南勝久
出版:講談社 ヤングマガジンKC
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ヨウコは無事に松代から逃げ出せましたが、トドメは刺さなかったのは人殺しはしないという設定を引き継いででしょうか。海老原の方も本物の手榴弾であれば二人とも完全に吹き飛びそうですが、さすがに軍用品ではないという設定かもしれません。
組長代行の話も選ばれなかった方の裏切りを匂わせて今後に絡んできそうですし、ヨウコとオクトパスの社長との関係もネックになって来ました。さらに新たな殺し屋達が複数乗り込んできて、単なる抗争劇で終わらない複雑なプロットになって来ています。しかしクロは意外と気が利くいい人ですよね。
11/7発売
ローカル女子の遠吠え (9)
漫画:瀬戸口みづき
出版:芳文社
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なんとなくですが、りん子さんが照れるシーンが多かったです。雲春のマイペースにやられてますね。そしてりん子さんはついに富士山過激派にほだされて富士山に連れて行かれるのでした。
穗垂主任と小畑君は早くくっついて欲しいです。新キャラはいないのですが超重力式ダム子さんはちょっと目立ってきましたので、彼女のからみで関係が進むとか。
十返舎一九先生の次回作はウケましたよw おまけにあった蘭子ママと早紀ママのJK時代の話を読みたいです。
11/8発売
あつまれ!ふしぎ研究部 (15)
漫画:安部真弘
出版:秋田書店 少年チャンピオンコミックス
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1巻、8巻と来てことね先輩が3回目の表紙を飾り、ここから三巡目です。その先輩の催眠術で、女性達に平等で平和な夢の世界が訪れる話が面白いです。幕間のオチまでドラえもんのように完璧でした。
田植えの話も田中さんの思い切りの良さの表現と、大祐の完璧な田植え姿勢まで短い中で綺麗に締める流れも良いです。
11/9発売
「子供を殺してください」という親たち (12)
漫画:鈴木マサカズ
原作:押川剛
出版:新潮社
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前巻から続いていた「奴隷化する親たち」は、最後には久しぶりに対象者の更生が見られた話で良かったです。家族というのは意外と閉ざされた強固な世界なので、○○の連鎖というの起きやすく深刻な問題だと思います。
次の話はクスリをやってしまっている女性の話ですが、親からの依頼では無く、友人からの依頼という形になっています。もちろん親にも問題があるように匂わされていますが、今のところは明確に登場していないので、これまでの話とは少し違いますね。
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる ~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~ (9)
漫画:井上菜摘(キャラ原案:Jimmy)
原作:未来人A
出版:講談社 少年マガジンコミックス
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前巻よりマシですが、実はこうでしたという薄ーい展開が続いていて微妙です。漫画の構成の問題なのか原作がそうなのか。
飛行船の概念も純粋に魔法で飛ぶならともかく、それが工学の発想に連なるものであればアイディアとして突然出てくるのは違和感があります。気球とかが先にあるはずでしょう。
11/10発売
異世界失格 (8)
漫画:若松卓宏
原作:野田宏
出版:小学館
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各陣営の関係が今ひとつ分からなくなって来ました。もう少し単純な対立の構図の方が良かったような。愛に溢れたエルフの村も何だかなという感じで、突然大魔道士がそこにいましたとかご都合主義感が強いです。
最後にセンセーとさっちゃんが出会ったことで新たな展開にはなりそうなんですが。
小林さんちのメイドラゴン (13)
漫画:クール教信者
出版:双葉社 アクションコミックス
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作者が後書きで語られているように、日常に戻った感じの巻です。ちょっと登場人物(登場ドラゴン?)が多くなりすぎて分かりづらくはなっている気もしますが。
ルンバを手懐けてみたり、SNSを駆使したり、運動不足を解消したりとドラゴン仲間で和気あいあいと日常生活を楽しみます。
味噌汁でカンパイ! (14)
漫画:笹乃さい
出版:小学館 少年サンデーコミックススペシャル
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表紙は高校生になった二人です。進学に合わせて無事完結となりました。サブキャラそれぞれも順調な感じで、一昔前の漫画っぽい雰囲気はあるのですが、題材が味噌汁なんだからそれもイイかなと思えます。息子の成長に涙を流す親父とかも、ついついもらい泣きしちゃうとかね。
あとがきにあるように、全てを片付けた後で日常漫画なので日常で締めたいという作者さんの望みが叶ったような終わり方で綺麗でした。天然な八重の最後にそう来るかというところからのおまけでの善一朗の今更な頭ぐるぐるも青春ぽくて良かったです。
ゆるキャン△ (14)
漫画:あfろ
出版:芳文社
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カレンダーも気にせず、ずっと固定メンバーで行くのかと思っていたら新入生が入って来ました。さっそく寸劇やらイヌ子のホラ話の洗礼を受けております。しかしいきなりサイクリング70kmの設定は厳しすぎませんかね。
新入生との描き分けなのか単に変化してきただけのか、気持ちみんなの顔が少し大人っぽくなったように感じます。脂肪フラグのタイトルはよかですね。
11/11発売
おじさまと猫 (10)
漫画:桜井海
出版:ガンガンコミックスpixiv
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猫救出の話がもっと続くのかと思ったのですが、九重と神田の関係の再構築のとっかかりでした。日々野の凡人ですね発言は辛辣だけど的を射ています。そして才能を再確認し、ついには神田の息子との再開となります。
そのストーリーと並走するようにふくまるの葛藤と成長も描かれている感じですね。
わたしの幸せな結婚 (4)
漫画:高坂りと(キャラ原案:月岡月穂)
原作:顎木あくみ
出版:ガンガンコミックスONLINE
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実家の問題が片付いてからも美世に悪夢は続き、多忙を極める久堂とのすれ違いも延々と続くのでちと長いです。ただそこに関与するように出てきた新キャラの鶴木が動き、ついには美世の母方の実家に繋がります。ここから彼女の異能の話へと繋がって行くのでしょう。
11/15発売
元、落ちこぼれ公爵令嬢です。THE COMIC (4)
漫画:白鳥うしお
原作:一分咲
出版:マッグガーデン
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シャーロットのせいでヴィークとリュイが目覚めなくなってしまい、やり直すために現世に戻ることを決心します。これでやっとゲーム内転生ものであることの意味が出てきました。
一旦現世に戻ってセーブデータをプレイすることで、意外とお気軽に15歳になる直前の時点に戻れてしまいます。洗礼式の前からやり直しを始めますが、シャーロットの性格の悪化もゲームシナリオの強制力だとすると直せるのでしょうか。
現世と行き来できてしまうのであれば、将来的にどちらの世界を選ぶのかの選択を迫られてしまうか、どこかで行き来できなくなってしまうかですね。
11/16発売
虚構推理 (18)
漫画:片瀬茶柴
原作:城平京
出版:講談社
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前巻から続く「雪女を斬る」編の完結です。表紙も2冊で左右に繋がっています。依頼者が想像していた話と妖怪が絡まずとも辻褄の合う虚構、そして戯れと前置きしつつも雪女が関係する本当の話が、それぞれ琴子の口から語られて見事に解決されます。
情に厚い雪女の性格と果たしたかったこと、そこに剣豪の技への探究心と秘めた想いを上手く組み合わせた良エピソードでしたね。前回の12〜13巻の「雪女のジレンマ」も面白い話でしたが、今回は10話に渡って展開され読み応えもありました。これはオススメです。
ダンジョンの中のひと (3)
漫画:双見酔
出版:双葉社
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手加減も難しいくらいに圧倒的な強さを持つダンジョンの管理者のベルと、そこで雇用されたワーカホリックなクレイのダンジョン運営漫画ですが、ぶつ切りなエピソードを散りばめながら続いています。イベント毎のコスチュームにも凝るようなになって来たのは良いアクセントです。
仲間殺しのエピソードも説明が少なくて突然な感じですが、あっさりと片付けてしまいます。ゴブリンはロシア兵と一緒で、畑で取れるのだそうですよ。腕の立つバーコードハゲのおっさんはギルドマスターの方だったでしょうか。
妻、小学生になる。 (13)
漫画:村田椰融
出版:芳文社
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最初はタイトルだけ見て危ない人向けの話かと思っていましたが、上手く転換してヒューマンドラマになっています。夫の圭介と妻の貴恵、そして守屋の3人の全てを受け入れた重い大人の覚悟が良い感じです。
ただ彼女達の決意を知った娘のわがままぶりがちょっとね。以前に夫がそのような状態だったときもあまりに子供っぽくていやな感じはしたのですが、より若いとはいえ結婚を控えるほどの大人だと同じような幼稚さを感じてしまいます。
11/17発売
薬屋のひとりごと ~猫猫の後宮謎解き手帳~ (15)
漫画:倉田三ノ路(キャラ原案:しのとうこ)
原作:日向夏
出版:小学館 サンデーGXコミックス
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玉葉の二人目の出産に対応するために、かつて後宮を追放された猫猫の義父が戻ってきました。そして皇子の堕胎を狙う後宮の黒幕の人物と、先に起きた暗殺事件の黒幕の人物のそれぞれが示唆されます。
そこには猫猫の実父の羅漢も再登場し、かつてを知る役者が揃ったところで、猫猫自身は脅迫されて後宮から姿を消す羽目になります。ついにクライマックスが近づいているのかもしれません。子翠にも謎がありそうですね。
それでも歩は寄せてくる (13)
漫画:山本崇一朗
出版:講談社
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表紙の状況は不味いです。田中が凜の気持ちに気づき、問われてしまった凜はちょっと青春風に田中に本心を伝えてしまうのでした。うるしを好きでいながら他の女の子とプールなんか行くからですよ。
もちろんちゃんとうるしともデートはするのですが、これでは立派な二股ではないですか。田中はもっと真面目で誠実であって欲しいなぁ。タケルと桜子のイチャイチャが清涼剤にはなってますが。
陛下、心の声がだだ漏れです! (3)
漫画:みまさか(キャラ原案:雲屋ゆきお)
原作:シロヒ
出版:KADOKAWA フロースコミック
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ガイゼルとツィツィーの二人の村での暮らしはとても良いシーンでしたし、ついには幸せすぎて尊死してしまう皇帝陛下も面白くて良いです。
ただ何のひねりもない裏切り者とか後で正体がバレる英雄とか、直ぐに分かるような各キャラクターの設定が少々浅いのが気になります。とはいえ、ちょっとずつでもツィツィーの力を使って問題を解決して行くのは、彼女自身の自己肯定感が育成される流れなので良いです。
11/18発売
アルテ (17)
漫画:大久保圭
出版:ゼノンコミックス
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レオに会いにフィレンツェへ行く旅の途中で、友人のように打ち解けた護衛が一人死んでしまったため、独りで行きたいと言い出すアルテですが、それが仕事だし護衛の依頼は王妃からだと断られ、自分の思い至らなさを認識して覚悟を決めます。
そして途中の町でダーチャとアンジェロと偶然に再会することができました。二人は1年前にフィレンツェの戦禍から逃れて来ていて、おめでたいことにもなっていましたよ。それに関する巻末の特典イラストがとてもイイですね。
自称悪役令嬢な妻の観察記録。 (1)
漫画:蓮見ナツメ(キャラ原案:八美☆わん)
原作:しき
出版:アルファポリス Regina COMICS
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『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』の続編になります。婚約者→妻に変わっているのですが、冷静に考えると妻は令嬢ではないですよねw 今回はゲームではなく小説が元になっています。それが何故かはまぁ突っ込まないで起きましょう。面白ければ良いのです。
セシルの脳内ツッコミとかバーティアを愛でる周りの方々の温かい目とか、ノリは前作と一緒なので安心して楽しめますよ。ゼノの一言多い不敬な態度も少し増えていて良いアクセントになっています。
バーティアの暴走を止めるよりも、それに乗った方が日々楽しいと考えるセシルが裏で手を打っておくという展開も同じそうですが、今回はバーティアのクールガンとミルマに対するお節介なキューピッド役が期待できそうで、また被害者の会の会員が増えそうです。
11/22発売
この会社に好きな人がいます (13)
漫画:榎本あかまる
出版:講談社
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二人が結婚を決めてからの準備、そして結婚届を出して新居で生活開始までのお話が続きます。当たり前ですが幸せいっぱいです。
ただそれはそれとして良いのですが、普通に結婚を控えた男女がするイベントが描かれるに終始していて、漫画的な面白さが少ないのが気になります。ラブコメは多少のハプニングがないと盛り上がらないので、次巻は結婚式と思われますが何かが起こってくれると良いかなと。
事情を知らない転校生がグイグイくる。 (13)
漫画:川村拓
出版:スクウェア・エニックス ガンガンコミックスJOKER
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小学6年生というのはもちろん明らかに子供なんですが、学校における上級生がいないだけに少し大人なんだというやや間違った自覚があるのが楽しいですよね。女子達は恋バナをしたいのだけど実際には何も知らなくて想像ばかりというのが良い描写です。
宿泊学習から夏休みということで、高田くんと西村さんも学校外での色々なイベントをこなし、西村さんもやっと自分の気持ちを正しく理解するのでした。ゆえにもうすぐおしまいでしょうか。
ふたりソロキャンプ (14)
漫画:出端祐大
出版:講談社
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また二人でソロキャンプをしている中で、巌が雫に自分の夢を話すことを躊躇する場面が描かれるのですが、ちょっとその心情が分かり難いです。巌は雫に対する自分の感情を理解していないから自分でも分からないとか適当な理由は想像できそうなのですが、作品中でそれなりの答え合わせは欲しい気がします。
ついに車を取り上げたのは、ギアの説明をするノウハウ漫画としても必要だったかと思われるので良い選択ですね。手段を得てしまうと自分がさらに散財する未来が見えてしまうのは沼あるあるですが。将来的には夢のキャンプ場の設備を検討とかもネタに出来そうです。
北陸新幹線延長に合わせての石川県とコラボした番外特別編も面白いですよ。
ブルーピリオド (12)
漫画:山口つばさ
出版:講談社
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美大とその外にある反権威集団の、それぞれからの相手の見方と、両方に属してみた八虎の視点が描かれます。芸術って正解がある訳ではないので、その分だけ自分が如何に強いかが求められるのが怖いですよね。ドロップアウトする人の描写もそこを強調しているように感じました。
インスタレーションとは何のこと?と思ってググったら、その展示方法を含めて作品にしてしまうものだそうで、体験型のアートってやつですかね。
後半からは課題が終わって夏休み。同級生での夏合宿みたいなエピソードに入ります。
11/25発売
幼女戦記 (26)
漫画:東條チカ
原作:カルロ・ゼン
出版:KADOKAWA コミックス・エース
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憎きルーシー連邦の首都モスコーへの急襲が白銀により立案され、帝国中央参謀本部でも承認されます。第二〇三航空魔道大隊に期待される役目からしても圧倒的に効果的で正しいですが、実際にそれが出来そうなのはさすが漫画とはいえアツい展開です。
ただそのまま一気に突っ込むのかと思ったら、お話は一旦別の戦場へ。アルビオン連合王国の派遣義勇軍に所属する、ここまで意図的に脇に置かれていたキャラがついに覚醒します。敵への積極的な攻勢で一気に盛り上がろうとするところで、次の山場への展開を予告しておく構成が秀逸です。行け行け悪魔のデグレチャフ!
リアデイルの大地にて (5)
漫画:月見だしお(キャラ原案:てんまそ)
原作:Ceez
出版:KADOKAWA 電撃コミックスNEXT
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ちょっと展開が雑な感じがしました。王女様のクエストへの同行が脈絡がない感じで始まるのに違和感がありましたね。
あとは怪物の発生とあっという間の退治。プレイヤー達との再会は、世界の謎解明を期待させる展開なので良いのですが。オプスと呼ばれている人が裏に何か噛んでいそうでしょうか。
ゲームの中に閉じ込められて仲間を探すというのは『賢者の弟子を名乗る賢者』と同じストーリーですが、原作の刊行としてはこちらの作品が先みたいです。
ヴィクトリア・ウィナー・オーストウェン王妃は世界で一番偉そうである (4)
漫画:新城一
原作:海月崎まつり
出版:講談社
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ナンデ・モ・カエールと言う偽名の石油王としての不正魔物取引解決のお忍びクエストが終わりまして、人間消失のエピソードに移ります。王女様、交渉においては意外に外道wでした。
敵役相手には腕力も躊躇しない覇王ぶりはさすがで清々しいです。ちゃっかりと王様を持ち上げるところもイイですね。そしてちょっと現実が見えていない王様は、王妃を守ろうとして魔王に立ち向かう決意を固めるのでした。
引きこもり箱入令嬢の結婚 (3)
漫画:原口真成(キャラ原案:間明田)
原作:北乃ゆうひ
出版:講談社
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箱入り娘をひねったネタで意外と続いていますが、箱に閉じこもるきっかけの一つとなった令嬢との対決になります。引きこもりなので表に出るのは怖いと悩みつつも、いざとなれば出来てしまうというのはやや安直な展開という気もしなくはないですね。
箱がダンボーに変身する意味はどこに?とか、ロケットパンチかよ!と突っ込みたくなるところは満載なのですが、実は狙ってわざとやっているネタなのかも知れません。侍女のカチーナの有能ぶりが描かれていたのは個人的には良かったです。