株式会社センチュリーのインパクトのある名前の「裸族シリーズ」の一つです。私が最初に知ったのは「裸族のお立ち台」だったかな。それはHDDを裸のまま指して使えますという台のみのまさに「裸族」という感じの製品だったのですが、HDDが外から見えないケースになってもこのシリーズ名が使われているようです。
製品紹介
裸族シリーズ
ケースタイプにも以下のような種類があります。10台搭載は凄いですが値段も凄かったりします。
製品名 | 最大搭載数 | 特徴 |
---|---|---|
裸族の一戸建て | 1 | USB/eSATA接続、ファンレス |
裸族のテラスハウスRAID | 2 | 2台まとめてUSB接続、RAID機能搭載 |
裸族の二世帯住宅リフォーム | 2 | 2台まとめてUSB接続、RAID機能搭載、外観が良い |
裸族のカプセルホテル | 4 | 全台まとめてUSBで接続 |
裸族のカプセルホテル in 2.5 | 5 | 2台は2.5inch専用、USBハブ(2ポート)付き |
裸族の4in1ルーム | 4 | HDD毎に個別に接続可能(eSATA/USB) |
裸族の集合住宅 | 5 | 全台まとめてUSB/eSATA接続 |
裸族のインテリジェントビル | 5 | 全台まとめてUSB/eSATA接続、RAID機能搭載 |
裸族のスカイタワー | 10 | 全台まとめてケーブル1本でUSB接続 |
なおすでに製造中止ですが初期には「裸族のアパート」とか「裸族のマンション」という製品もあったようです。これらはフレームだけだったのでまさに裸族で、アパートとマンションの違いは冷房完備(冷却ファンが付いている)かどうかでした。センチュリーの方々が新しい製品を企画する時は楽しそうですね。
裸族のカプセルホテル
私が使っているのは一番安い「裸族のカプセルホテルVer.2 (CRCH35U3IS2)」です。ただ繋げてHDDの読み書きさえできれば良かったので。eSATAが無いので、部屋よりはランクが落ちると言うことでしょうか。
HDDは3年前ほど前にTVをタイムシフトマシンのあるレグザからブラビアに買い換えて、レグザ購入時のキャンペーンで付いてきた計6GBのHDDが余ってました。TVの背中につく専用のケースに入っていたのですが、もはやその中身を視ることも無いので、分解してHDDを取り出し別のことに使おうと考えた時に購入しました。
名前に恥じず、HDDはそのまま入れることができます。蓋を閉めてカチッと音がすればOKです。念のため鍵もかけましょう。後は対応する電源ボタンを押すだけ。入れておくだけで普段は使わないHDDがあれば電源を入れなければ良いので、独立電源スイッチは便利です。
HDDの接続がこんなに簡単なので、HDDを別に保管しておいて、使う時だけ入れ替えてという使い方だって出来そうです。裸のHDDを中のデータが大丈夫なように適切に保管する面倒さは別として。
また2.5inchのディスクをいれるための「裸族のインナー」が一つ付属しています。付属のネジで取り付けたら同じように本体に差し込むだけで使えます。SSDも増えてきてますから便利ですね。
私はこれにはWindowsを起動できなくなった古いノートPCにいれていたSSDを入れています。起動は駄目でしたが接続したら普通に読めたので、無事に中のデータを取り出すことが出来ました。
裸族のカプセルホテル全体は、NAS(DiskStation 216j)の外付けディスクとして使っていて、NAS内のデータの定期的なバックアップとSurveillance Stationで取得している外にある監視カメラの画像データを入れています。
どちらも古いHDDの再利用なので最悪壊れても影響が少ないものです。壊れても直ぐに気づけばNASとカメラ内部のメモリに元データが残っていますので。外付けHDDのエラーは、DiskStation Managerが監視してくれているので安心です。
なお、複数のHDDが入って冷却用に小さめのファンが2つ付いているので、音はそれなりにします。我が家ではルータやNASなどを置いてある別室の棚の上なので気になりませんが、自室に置く場合は、PCの電源連に動する機能に頼るか、使う時だけ電源を入れるのが良いかもしれません。
まとめ
単純に値段だけを言えば、この裸族のカプセルホテルを買うよりも。シンプルな外付けケースを4台買った方が安そうです。でも場所をとりますし電源ケーブルも別々で煩わしいです。電源一本とUSBケーブル一本で一つにまとめて管理しておけるのが、この製品のメリットですね。
複数の余ったHDDを活用したい時に、ごちゃごちゃさせずに一カ所で管理できます。