毎日スマホにかんたん記録 血圧計 HEM-7600T【レビュー】

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血圧がかなり高くなっていると注意を受けまして、毎朝毎晩での計測をするために7年ぶりに血圧計を買い換えました。オムロンの上腕式血圧計 HEM-7600Tです。OMRON connect対応なので、計測データがスマホの専用アプリに転送されてグラフ化までされるので、とっても便利です。

HEM-7600T 外箱
オムロン HEM-7600T 外箱もカッコイイ

購入理由

血圧は以前からやや高めと言われていたのですが、病院に行けと言われるほどでもなく、血圧計は持っているものの最近は特に測ってもいませんでした。それが今年の人間ドックを受診した時にかなり高いと言われてしまい、家で測定しても変わらず確かに昨年までに比べて急に高くなっていたことが分かりました。

ある程度の期間で朝晩に測定して、その記録を持ってあらためて病院に行った方が良いそうで。それなら既に持っていた血圧計でも測れるのですが、メーカーのページなどを見ると測定時に圧力をかける装置なので5年程度での買い換えを推奨との記述がありました。なので、どうせならとスマホに記録できるこの装置に目を付けました。

なお後から比較してみた結果からすると、7年前に購入した安いシチズンの血圧計でも表示される計測値にそんなに違いはありませんでした。使用頻度が少なくあまり劣化していなかったからでしょうか。

外観

同製品には黒(-BK)と白(-W)があるのですが、かなり悩んだ末に黒にしました。白の方がトルーパーのアーマーの一部みたいで惹かれはしたのですが、全体的な印象から黒を選びました。

本体全景
本体斜め上から
本体正面
本体正面

測定のために腕に巻く「カフ」と装置本体からなります。手首式血圧計のように間をつなぐパイプが無く直接繋がっているので、まさに腕輪です。ボタンもわずかに二つしか無く、電源ON/OFFと測定開始/中止を兼ねるメインボタンと、Bluetoothの設定をしたり手動転送をするための通信ボタンのみです。

本体部の円柱の高さ方向は12cm位、円周方向では8cm強ほどです。重さは単4電池4本を入れた状態で290gでした。

カフを巻いた状態
カフを巻いた状態

カフ部の内側の約一周分には、かなり固めの芯が入って腕に合わせて湾曲形状となっていて、そこの直径はだいたい8〜9cm位。最外周は柔らかい布状で腕の太さに合わせてベルクロで固定します。

カフを開いた状態
カフを開いた状態

携帯用のケースも付属しています。本体はぴったり収まるのですが、

携帯ケース
携帯ケース

取扱説明書は少し大きくて入りません。操作はボタン一つだけで簡単なので、取扱説明書が必要になることはそんなにありませんが。入るような大きさにしてもらった方が置き場所にも困らずに良かったのではと思います。

取扱説明書は入りません。
取扱説明書は入りません。

初期設定

最初にBluetoothの設定が必要です。App StoreからOMRON connectのアプリをインストールしてアカウント登録後、左上のメニューから「機器「→「+機器の追加」を選んでペアリングすれば直ぐ使えます。

メインメニュー
OMRON connectのアプリのメインメニュー

下記は既に本機(HEM-7600T)と別の対応機種の体重計(HBF-256T)も追加されている状態です。

機器メニュー
OMRON connectのアプリの機器メニュー

さらに右端の歯車マークをタップすると個別メニューに入ります。「自動データ転送」を有効にしておけば、自動で通信してくれて測定データの転送をしてくれます。ただ、それを待っているよりアプリを開いたらメイン画面でスワイプして更新させた方が早いですね。

機器別メニュー
機器別メニュー

なお、このように個人のアプリと連携させて使う装置で使用者の選択などは無いため、基本的に一人用となります。

使用感

腕に巻いたらボタンを一押しするだけで測定が始まります。ちょっとキツく締め上げられる気もしますが、測定時の一時的なものなので問題ありません。取扱説明書にもそのように書いてあります。

カフの巻き方に問題が無ければOKの表示が出て、しばらくすると脈拍の測定も始まります。測定は下から上がっていって締め上げて終わる感じです。いったんキツく締めてから徐々に緩くなって行くという動きでは無いようです。

測定中

実際の測定結果の表示は値がヤバイので割愛します。本体にも測定結果は表示されますが、素晴らしいのは記録がそのままスマホに残ることですね。測定後にスマホのアプリを開いて、上から下にスワイプすれば、最高血圧/最低血圧/脈拍を直ぐ読み込んでくれます。過去データとの比較も簡単です。

アプリは見た目もよく出来ていて、ここから呼び出せる「かんたん血圧日記」はとても便利です。私の不健康さを示す個人データが見えてしまうので残念ながら実際のアプリ画面を載せることは出来ないのですが、オムロンの公式説明ページがあるので参照してください。

実際に以下のような事が出来ますが、特に血圧手帳は平均値の算出も含めて、かなり詳細かつ綺麗な資料を作ってくれます。

  • 測定毎の最高血圧/最低血圧/脈拍と測定時刻、別途記録されていれば同時に体重も表示
  • カレンダー表示での毎朝/毎晩の状態表示(値の高さにより色分け)
  • 運動/塩分摂取/野菜摂取/飲酒/睡眠の各状況をマークで記録
  • グラフ表示(朝と晩それぞれでの最高/最低血圧を箱状にて表示、脈拍は折れ線)
  • 血圧手帳の出力(各測定値とグラフを描いた記録簿をPDFでメールでアカウントに送付)

グラフは傾向も分かり易く、とても良いです。各日の朝晩それぞれを表示と、その平均でを簡単に切り替えて表示できます。ダイエット等の生活改善でも値を下げようとしている場合には下がり気味になってくれれば励みにもなりますね。理系の方とかなら、測定値が綺麗に整理されるだけでちょっと嬉しくなっちゃうと思いますよ。

それにしても、Apple Watch等で取得できるヘルスケアデータを含め、今やスマホには本当に何でもデータが入りますね。凄い時代になったものです。個人情報の管理でなかなか難しそうですが、診療データの管理なども出来るようになって欲しいですね。デジタル庁が頑張ってくれないでしょうか。

測定後はメインボタンを押して電源OFFに出来ますが、何もしなくても2分でOFFになるそうです。

ちょっと残念かなと思うのは、巻いてあるカフの芯の堅さですね。巻き癖がかなり強く付けられているので、手先から肘の上まで通す時にはキツいし、横から腕に巻くのにも広げる時にちょっと力がいります。カフ部が柔らかいと装置が直立しないと思われるので致し方ないのかもしれませんが、毎日使うことを想定するとそこだけが面倒です。

まとめ

見た目の良さとアプリを含めた使い勝手の良さで、かなりおすすめなの製品なのですが、ネックは価格です。通販でも2万円ほどします。これに対して昔ながらのただの上腕式血圧計で良ければ有名メーカー品でも数千円もしないで十分に買えてしまいます。見た目の良さとスマホでの自動記録という機能に数倍の値段を出せるかのトレードオフになります。

ただ値段は高いのですが、自分としては今回は毎日ちゃんと測定・記録しようと、そのために実際の記録に手間がかからないことを重視し、そしてそれができる新しい装置を買って毎朝毎晩の測定のモチベーションにしようと考えたので買ってしまいました。

測定を続けることで生活習慣の改善を見える化し、しっかりと血圧を下げて元を取りたいと思います。