2022年10月に発売されて購入・読了した漫画の新刊(電子書籍)の一覧です。簡単なレビュー・感想を付けて紹介します。
読んで面白かった今月のおすすめ漫画5冊は以下です。
先月の新刊はこちらから
10/4 発売
アオのハコ (7)
漫画:三浦糀
出版:集英社 ジャンプコミックス
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野郎だけの表紙は初めてと思ったら奥にフィギュアになって千夏と雛がいました。大喜がバトミントンで成長する話の裏で文化祭の準備が走ります。
文化祭では、一方はクラス演劇での主役のお姫様、もう一方はメイド喫茶の看板店員という両手に花で、二人にせまられて夢落ちという状況。影から見ている陰キャのモブがいたら死ねとか言われてしまいそうな青春ラブコメど真ん中が続いていますが、やっぱりそのうち痛い目に遭いそうですよね。
見せる方も限界の雛は可愛いです。千夏にも雛にもお節介女子が付いてますね。
チェンソーマン (12)
漫画:藤本タツキ
出版:集英社 ジャンプコミックス
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第二部開始です。シリーズとして仕切り直しでは無く続巻にしたようです。首なし鶏で青春学園ものって何だと思ったら少女が覚醒するお話でした。相変わらずグロい描写が続きますが、敵役が人命を軽視する描写で殺伐感を出すのはあんまり好きでは無かったりするので今巻は微妙かなぁ。
最後にちゃんとデンジ君が出てきますが、第一部の最後で一緒に暮らすことになったマキマの生まれ変わりのナユタも次巻くらいで出てくるのでしょうか。グロ描写だけで無い圧倒的なパワーを期待してます。
僕のヒーローアカデミア (36)
漫画:堀越耕平
出版:集英社 ジャンプコミックス
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戦場をばらけさせたことで焦凍と爆豪のそれぞれの戦いにスポットライトが当てられますが、個人的には耳郎と常闇ペアの登場と活躍が好きだったかな。後は目立っていない子達がこの後どれくらい取り上げられるかです。
ただもう展開が『鬼滅の刃』と同じで、ひたすらバトルになってしまってストーリーがちょっと置き去りですよね。これから成長するはずの学生達が何故かとっても強くて目立っていたりというのも似てますし。
ルリドラゴン (1)
漫画:眞藤雅興
出版:集英社 ジャンプコミックス
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日常系ドラゴンコメディとは言っても『小林さんちのメイドラゴン』とはちょっと方向性が違います。突然ドラゴンの性質が発現してしまった女子高生。ある朝起きると突然に角が生えていて、くしゃみをすれば火を吐きます。実は父親がドラゴンだったことを母から初めて知らされたばかりです。
といっても世界をどうこうなんて話では無く、舞台は普通の学校生活。周りも先生もドラゴンのハーフを緩〜く受け入れてくれちゃいます。そんな感じでドラゴンの性質が次々と出てしまい、思春期のように悩みながら成長するというテーマの漫画でしょうか。
残念ながら、ちょっと作者の方が体調を崩して連載中断中だそうですが、視点が面白いので続けて欲しいですね。
2.5次元の誘惑 (15)
漫画:橋本悠
出版:集英社 ジャンプコミックス+
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無事進級して新一年生を迎えます。部活ものの世代交代は意外と難しいので大丈夫かなと思いましたが、濃ゆい歓迎を乗り越えて修羅の組織に入ったのは、調教を望むチートなクーデレお嬢様でした。時々なんとかみんなのノリに合わせようと真面目な顔で細かい動きをしているのもイイです。
奥村の言った、ただ好きなだけだな、オタクとはそういうものだというのは名言です。ウエスト泥棒みたいなノリは大好きですね。そしてゴールデンカムイのネタから巻末おまけ行きとはw
最後に四天王のお二人の合わせでの登場は、まさに悪の女幹部の二人! キャラ名はちょっと安直ですが登場時に効果音まで聞こえてきそうで迫力が違います。
姫様“拷問”の時間です (10)
漫画:ひらけい
原作:春原ロビンソン
出版:集英社 ジャンプコミックス+
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エクスのツッコミも含めて、ちょっと原点に戻った感じがします。数多の屈し数を誇る第三騎士団騎士団長は、今回も我慢するのはWEEKからDAYへと軟弱ぶりを発揮します。
中華料理をするハムスターはシュールで良かったです。回転寿司は食そのものより体験ですが、実際のお店って最近は回っていなかったり値上げでネタが小さかったりしますよね。
チーズフォンデュのチーズは上手く使わないと食材よりも早くなくなっちゃいますよ。トーチャーがバイトしているファミレスがあったら是非行ってみたかったです。
SPY×FAMILY (10)
漫画:遠藤達哉
出版:集英社 ジャンプコミックス+
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ロイド、ハンドラー、寮長さんのサイドエピソードが入ります。登場キャラの過去話は定番ですが、ロイドとフランキーとの腐れ縁は良かったです。ハンドラーのような有能なサブキャラは大好きなので、彼女の若い頃、子供の頃のエピソードは是非やって欲しいなぁ。
そして後半から新編としてターゲットの奥様が登場します。ママさんバレーでのバレーボールのメテオや地球脱出速度はコメディ漫画として適切な表現で面白いです。家族がこの作品のもう一つのテーマなので、デズモンド家にある家族の問題も取り上げられそうでしょうか。
最終的に、ロイドとヨルが敵対してしまいそうな伏線も張られたような感じがします。
10/6 発売
パリピ孔明 (6)
漫画:小川亮
原作:四葉夕卜
出版:講談社
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敵役が汚いのはいつものこととして、孔明の方が悪いから大丈夫とか英子に言われてしまうくらいの策士な男が放つ火計はまだ秘密です。KABE太人の一役とイースト・サウスへの仕込みがどう展開するかは馬を駆る孔明と共に次巻に持ち越しでした。
たこ焼きロシアン・ルーレットでの、いつもスカした孔明が見せるやせ我慢が楽しかったです。こんなこともあろうかとは、優秀な参謀の決め台詞ですよね。途中で出てきた獣みたいな人は、何か重要な役どころなのかな。
10/7 発売
真実の愛を見つけたと言われて婚約破棄されたので、復縁を迫られても今さらもう遅いです! (2)
漫画:橘皆無
原作:彩戸ゆめ
出版:双葉社 モンスターコミックスf
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婚約破棄後に帝国のレナート殿下に求愛されてそこからは順風かと思ったら、何やらきな臭い政略に巻き込まれ始めます。バークレイ侯爵であるマリアベルの父ちゃんはしっかりとした人ですね。
側近の傀儡のような王子もあまりにバカすぎると興ざめですが、真実の愛として選んだお相手も残念な方のようなので、どういう形で終わらせるのでしょうかね。そんな人達にもちょっとは救いがあるようなエンドだと良いのですが。
魔法科高校の劣等生 南海騒擾編 (3)
漫画:蒼和伸(キャラ原案:石田可奈)
原作:佐島勤
出版:KADOKAWA 電撃コミックスNEXT
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大亜連合と国防軍が組んであっという間に制圧します。ちょっとくらいピンチがあっても良いのにね。その後にはナンバーズでは無い先輩達の活躍も。
最後にはチートな魔法で相手の術を最初から無効にしておいた上で深雪達が身柄を確保。ガチガチに凍らせておきながら冬眠は一時的なら大丈夫ですよとは、深雪の冷たさが増していました。
藤林少尉は有名企業の社長秘書というより、どう見ても夜の女王です。
私たちが恋する理由 (3)
漫画:ma2
出版:祥伝社 FEEL COMICS
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なんか皆さん幸せじゃないですか。あっ男性一人を除いて。ガチムチな大島さんは昔はデブでコンプレックスから筋トレしていたとは。それに対して小津さんの積極さはたいしたものです。おめでとうわたし!!とかイイ表現ですよ。
メインの女性達を引き立たせるために、モブ的な誰かのかつての彼女が面倒な感じには描かれているかなとは思いますが、良い相手と巡り会えたならそれは結果として良いことです。
巻末おまけ漫画での、親としてクリスマスに全力で子供を騙す…じゃない夢を壊さないようにするのは楽しいですよね。
10/12 発売
結婚するって、本当ですか (8)
漫画:若木民喜
出版:小学館
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中表紙は何だっけと思ったらドラマ化されていたのですね。本城寺の暴走癖は良いとしても、いきなり義実家に行くのは突然すぎるような。阿蘇という土地をもっと深く知ろうと再訪して、結局は義家族と会うくらいなら受け入れられそうなのですが。
本城寺の母親もちょっと変ですが、お互いに入れ替わったおかしな両家顔合わせというシチュエーションをやってみたかったという感じですね。
10/13 発売
ながたんと青と -いちかの料理帖- (9)
漫画:磯谷友紀
出版:講談社
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次兄の栄の計略からの突然の2号店とはいえ、慎太郎夫婦の希望もあって進めることになりました。そして栄の本音も見えてきます。それもあって周は兄に負けないようにと東京に半年ほど研修に行き経営についての見聞を広めることを決断します。でも栄は彼の不在時にもここぞとばかり攻める手を緩めません。
ただしひっくり返そうと思っても、意外と周といちかの二人の絆はもう十分強くなっているようです。逆に周が東京に着いたら、ほったらかしの栄のお嫁さんの頌子が登場してきて、いずれそちらで栄の足がすくわれたりになりそうですかね。
10/17 発売
魔法のリノベ (5)
漫画:星崎真紀
出版:双葉社
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4年も出ていなかったのですが前巻で連載を終えていたとは。特に完結っぽくは無かったのですで気づいていなかったのですが、読み返してみると最後に”The end”で書いてありました。それの続巻なのですが、ドラマ化されたのと関係があったのでしょうか。
よく街中にありそうな3軒続きの建て売りのリノベーション(リフォーム)のお話で、結果として3軒共に手がけますが、在宅勤務が多くなったのがきっかけでというのは今時なテーマです。我が家も数年前に建てる時に、リビングに学習スペースや作業スペースをという話題はあったのですが、ここまで在宅勤務が一般的になるとは予想外でした。
転職で新人さんがやってきて小さな工務店や主人公が引っかき回されつつも、顧客の望みを叶えていくというお話になっています。
10/18 発売
あおざくら 防衛大学校物語 (26)
漫画:二階堂ヒカル
出版:小学館 少年サンデーコミックス
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防大の開校祭の準備から本番へという流れですが、近藤に色々な事をやらせすぎたからか、ほとんど開校祭の紹介みたいになってしまっていますね。一応、リーダとしての後輩の育成みたいな話も少しあるのですが。
恋人未満の松井さんに良いことがあったのは良かったです。でも武井君には一話を与えてあげても、まだ幸せは来ないようです。手榴弾の穴は平時であれば良いネタですが、今のように実際に戦争が起きていると本気で怖いですね。
次巻の国防男子コンテストでは、PVの編集を請け負った学生長の永井さんがやらかしてくれることを期待していますw
古見さんは、コミュ症です。 (27)
漫画:オダトモヒト
出版:小学館 少年サンデーコミックス
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Among Usネタで大分引っ張ります。これをやりたくてに古見さんをスマホにさせたのですね。でも古見さんの性格がちょっと合っていなかったような。
成瀬君と阿瀬さんの恋バナは良かったです。そこからメインキャストの二人の話に繋げるのはイイですね。成瀬君と阿瀬さんの関係を知った時の古見さん&留美子ちゃんの顔は酷かったですが、最後に自室で直前のことを想い出しながらマクラと闘う古見さんは、久しぶりに可愛くて良いです。
10/19 発売
かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ (27)
漫画:赤坂アカ
出版:集英社 ヤングジャンプコミックス
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四宮家の騒動が終わって、完結の予告をしながらなのでちょっと蛇足感が拭えないですかね。会長が先に米国に行く設定も必要だったのかという感じになっていますが。四条にマウントを取るかぐやも、昔ほどのキレは無いような。
あと1巻で石上と伊井野の関係は綺麗に片付けないといけないはずですが、個人的にはそこにもう少し話数を割いて欲しかったかなぁ。
10/20 発売
乙嫁語り (14)
漫画:森薫
出版:KADOKAWA 青騎士コミックス
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ほとんど1巻まるごと馬競べです。97話と98話は馬で走っているシーンしか無いw 作者の方も馬が沢山描けて満足だそうで、趣味全開が作品に反映されているのは良いですね。でもちゃんと結婚というメインテーマに合ったところに落ち着きますよ。
前巻発売から1年半で刊行周期が長いですが、お話の中ではアミルとカルルクが結婚してまだ1年だったとは。以前からの設定にあったので直接の関係は無いはずですが、ロシアって昔からあれなんですねというとこでした。
ばくおん!! (16)
漫画:おりもとみまな
出版:ヤングチャンピオン烈コミックス
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バイクで雨の中を走っていると、やけくそで変にハイになって歌いたくなった若い頃の記憶があります。穿かなくて済むカッパは知りませんが、冬用のオーバーパンツでは数年前にはまだありました。便利に使ってましたよ。
アドレス125が生産終了とは! 15年位前に青いのを通勤に使っていました。調べたらちゃんとペガスス座の方角にNGC7479は実在するようです。そこまで綺麗なS字では無いですし逆向きですが、確かにそう見えなくもない。いや凜なら確実に見えるでしょうw
四国ツーリングには校長先生も参加となりました。バイク馬鹿っぷりがさすがでイイです。『彼のオートバイ彼女の島』はもちろん私も読みました。同世代かなww でもキーボードで言えない数字を語るなんてもう古いんですかね。
10/21 発売
ハコヅメ ~交番女子の逆襲~ (22)
漫画:泰三子
出版:講談社 モーニングKC
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大きな話の中の途中の、ミニエピソードの連続もこれはこれで良いです。忙しくも愉快な岡島県警という本筋な感じがします。岡田君と桜さんの交際ゼロ日婚も上手い感じに力が抜けていて良かったと思いますし、直ぐにお子さんが出来たのも、これまでの背景からすればちょっと救われた感じがあります。
本部長さんの乱入で上司達がオタオタする話も、山田のウンコみてぇな元カノの話も、いつも通りのテンションで楽しいです。ここのところ登場が多い松島さんにも幸せは来ますかね。
ボールパークでつかまえて! (8)
漫画:須賀達郎
出版:講談社 モーニングKC
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前巻で盛り上がったCS出場の話があっという間に終わっています。次シーズンに期待ということですかね。そしてシーズンオフなので、シーズン中には中々やりにくい男女の仲の進展や出逢いが6組もありますね。
これまで匂わせていた期待の組み合わせの人達もいれば、新しい突然の組み合わせの人達もいます。佐藤さんは良かったですけど、これで来年までお預けにならないと良いのですが。売り子の皆さんもそれぞれに幸せ来るとイイですね。
クールビューティな感じの優秀な班長さんが、そこで駄目とは思いませんでしたが、チアの準備期間やデビュー時で、アイドル出身の子と絡みがありそうです。
ワンナイト・モーニング (8)
漫画:奥山ケニチ
出版:少年画報社 ヤングキングコミックス
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意図的なのかどうなのか、そうなる話が少なかった巻でした。新しいエピソードの種まきと、ゆっくり進んでいる2組の途中経過という感じで終わっています。漫画のアシスタントさんのエピソードも急がないようです。
確かに高校生の二人に朝ごはんを一緒に食べさせるのは違和感の無い設定作りが難しい気がします。でも健全な話ばかりだと読者も離れてしまわないかなぁと余計な心配も。ずっと読んでいる読者のためには、以前のようにエピソード間の人の交錯少しを入れ込んでも良い気もしますね。
10/25 発売
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました (4)
漫画:柚アンコ(キャラ原案:紫真衣)
原作:永瀬さらさ
出版:KADOKAWA コミックエース漫画:
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あれ? 3巻で完結ではと思ったら、サイドストーリー集ですね。今になってアニメ化されたらしいので関係あるのかな。ただ100ページちょっとしかないので短いですし、最終巻と銘打っているみたいなのでここまででしょう。
アイリーンとアイザックの出逢いは良かったけど、他のキャラクター達ももう少し掘り下げがあると良かったですね。Happily Ever Afterでの兄達との対決は、ちょっとネタ切れ感がありましたけど、最後のお母様の関門からの正式なプロポーズはイイですよ。SNS再録集のメイドさん達とかも、もう少し出番があると面白そうでした。
悪役令嬢の中の人 ~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~ (2)
漫画:白梅なずな(キャラ原案:紫真依)
原作:まきぶろ
出版:一迅社
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レミリアがヒロインの代わりにどんどんゲームを進めます。神様を倒して魔王に会ってとか如何にもゲームっぽいのですが、読者側は元シナリオを知らないので、本来はこうであったのがどう変えられているのかが、ちょっと分かり難いですね。
とにかく魔族を救い、人々の尊敬を集め、復讐の準備を淡々と進めています。レミリアと一緒にご飯を美味しそうに食べる魔族の子供達が可愛いです。最終的には復讐劇が爽快に終わるかどうかが肝だと思うので、上手く進めて欲しいです。
10/28 発売
悪食令嬢と狂血公爵 ~その魔物、私が美味しくいただきます!~ (4)
漫画:水辺チカ(キャラ原案:ぺぺロン)
原作:星彼方
出版:講談社
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ガルプレイス領への空の旅が思ったよりも長く、この巻では魔物を食べるシーンがありません。エルゼニエ大森林に住まう魔物を美味しそうに想像するだけでけに終わっています。
二人で協力して魔物を倒すという流れは良いのですが、魔方陣を描く(メルフィエラ)のと魔法を使う(アリスティード)という役割分担なのか能力の違いなのがちょっと分からないかな。
やっぱり身の回りの世話をしてくれる侍女はいない設定でした。一般女性から避けられているという形にしておきたいからですかね。その代わり女性だけの部隊の方達が出てきてサポートしてくれるようですが、もちろん宝塚系の方々でした。
昭和天皇物語 (11)
漫画:能條純一
原作:半藤一利
出版:小学館
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ついに2・26事件が起きます。誰もが歴史で習った日本の軍国化を語る際の重要イベントです。現代から見れば軍人が政治に物申すなんてしてはいけないことは当然の価値観ですが、当時は信念があるのであれば力を持って行動すべきというのが価値観だったのでしょう。
史実として何が本当かは知る由もありませんが、昭和天皇は完全に蚊帳の外にいて結果を聞くだけしかできていません。これまではその人となりを描かれて来た物語の主人公の昭和天皇は、ここでは完全に置き去りにされ、周りがそして時代が勝手に進んでいくという状況が描かれています。
宙に参る (3)
漫画:肋骨凹介
出版:リイド社
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センス・オブ・ワンダーというか不思議なSF作品で、個々の要素でああそうなると面白いよねと感じる部分は多いのですが、どこが面白いかを他人には説明しにくい、そんな漫画です。説明のし過ぎもつまらないので良い感じかなと。
ガイドのアディさんの話が多かったですが、人工物に対する処理の劣化や記憶量の限界から寿命という概念を与えているは興味深いです。バックアップなり再構成なりの発想は簡単に出来はしそうですが、そこに人格的なものを認めているのであれば禁忌になるでしょうしね。
勇気あるものより散れ (3)
漫画:相田裕
出版:白泉社 ヤングアニマルコミックス
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綺麗なお姉様の煙花が登場しました。でもどうやらシノ達の完全な敵になる訳では無いようです。また、半隠る化野民は11人いそうなことが語られましたので、この先にも新たに登場するキャラクターもいることが想定されます。ただ、どこまで含んで11人なのかは分かりません。
シノ達の仲間を負傷などによりいったん下がらせたのも、連載が続きそうな見込みが出て一度整理した感じはちょっとありますね。眷属達の出身も、会津、薩摩に今度は水戸藩と有名どころが揃ってきています。
お話としては、シノの直ぐ上の兄の生松との眷属の武士二人を含めた戦いになりますが、勝負はつかずお預けになります。
10/31 発売
虫かぶり姫 (7)
漫画:喜久田ゆい(キャラ原案:椎名咲月)
原作:由唯
出版:一迅社
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始まった頃は無自覚有能婚約者という設定でしたが、成婚の日程まで定まり将来の王妃となることが確定してからは、自分の足り無さに苦悩し始めるという展開になってきています。特に殿下の母のアンリエッタ王妃からは王家の人間になる覚悟を持つようにと厳しくご指導いただきます。王妃のとてもクールな感じはイイキャラですね。
さらに隣国や他の貴族からの横やりも入ってきますが、殿下の溺愛はブレていないのに、エリアーナが独りでそれらに悩みドツボにはまっていくというラブコメとしては定番の流れです。
賢者の弟子を名乗る賢者 THE COMIC (10)
漫画:すえみつぢっか(キャラ原案:藤ちょこ)
原作:りゅうせんひろつぐ
出版:マイクロマガジン社
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元々どんな話だっけ?と思い出せずに前巻を読み直し。あぁそうだゲーム内に取り残された強いプレイヤーの転生系のお話でした。精霊をおびやかすキメラクローゼンと対抗するために、五十鈴連盟に赴きます。
連盟総帥のウズメも、実はゲームプレイヤーとしての九賢者の一人でお知り合いのカグラさんでした。カグラをソロモンの元に連れ戻すために、ミラは五十鈴連盟と共にキメラクローゼンを叩く戦いに参加することになります。