2022年9月に発売されて購入・読了した漫画の新刊(電子書籍)の一覧です。簡単なレビュー・感想を付けて紹介します。
読んで面白かった今月のおすすめ漫画5冊は以下です。
先月の新刊はこちらから
9/1 発売
狼領主のお嬢様 (5)
漫画:柑奈まち(キャラ原案:SUZ)
原作:守野伊音
出版:KADOKAWA B’s-LOG COMICS
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アジェーレアが怖すぎるんですけどー。せっかく幸せになったシャーリーを、さらにここまで不幸な目に遭わせるとか辛すぎます。
これまでの流れでは彼女の哀しみへの辛さの共感が出来たのですが、今度の恐怖への共感はちょっと相手が理解できなさすぎて気味が悪いです。ただ王女のそこまでの狂気の背景や王位継承権の争いが突然語られ出したので、少し設定が軽い感じもしますね。
そしてウィルが登場して大丈夫だったのなら、イザドルも大丈夫なはずと思いたいです。ホントお願いします。
歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです! (3)
漫画:保志あかり(キャラ原案:早瀬ジュン)
原作:大木戸いずみ
出版:KADOKAWA B’s-LOG COMICS
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偶然ですが2作続けて主人公の相手となる人間の頭がおかしすぎる漫画の紹介とは… ヒロインの聖女であるリズの異常さがかなり気味悪いです。
あと舞台転換のために時間を飛ばしたいとしても、小屋にこもって2年も家族とも会わずはちょっと違和感があるのでやり過ぎですかね。
一方で、隻眼の悪役令嬢はカッコ良すぎですが、転生経験者であるがゆえに今の自分はアバターな感じで身体を大切にすることへの感覚が違うのかもしれません。
さて最後に新しい登場人物が示されました。彼女は敵でしょうか味方でしょうか。
9/2 発売
株式会社マジルミエ (4)
漫画:青木裕
原作:岩田雪花
出版:集英社 ジャンプコミックス+
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全体的な雰囲気は良いです。ただ漢字も読めない小学生のスーパーエンジニアとか、あり得なさ過ぎる設定を持ってこられるとそこで白けてしまうので避けて欲しいかな。
同じように新しいホーキが数日で出来ても良いのですが、あの量のマニュアルが数日で作成の方が違和感で、この世界では凄いAIとかが自動的に作ってくれることになっているのでしょうか。そんな凄いAIがあれば仕事に欲しいです。
社長さんの背景も15年前にありそうなことが語られ出してきました。やっぱり魔法少女の衣装はカラーで映えますね。
この音とまれ! (27)
漫画:アミュー
出版:集英社
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毎回そうそう簡単に感動なんてしないからね!と心に決めて読むのですが、今回も大人を泣かせる良いシーンが沢山で、ホントに歳のせいか涙もろくていけません。
まぁ今回はあの教頭先生ですら泣きましたから。誤解と和解がこの漫画のテーマでもありますし。少女漫画脳の女の子もいずれ分かってくれるでしょう。ちゃんとカップル二組それぞれに良いシーンもあったのもイイですね。
部活動のお揃いTシャツは仲間感を高める嬉しいグッズです。子供達の学校生活を見ていると、今時は文化祭や体育祭でのクラス単位でも作れるみたいで羨ましいです。良い思い出になりますね。
ワールドトリガー (25)
漫画:葦原大介
出版:集英社
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これは今は子供達が買っているコミック本を借りて読んでいます。
バラバラに組むことになった即席チームでシミュレーションゲームのようなバトルをみんなでやります。普段と違う仲間だからこそ強く自省して自分を見つめ直すように仕向けているのは上手いですね。
さらには審査する側の視点も入ってきているので、構成としてよく練られているなと思います。先輩からの指導方法も色々あって興味深いですが、実世界のように明らかな問題児はいなさそうなのは救いですかね。
シミュレーションで3頭身キャラが無残に撃たれたり斬られたりは、ちょっとコミカルで面白いです。
魔都精兵のスレイブ (11)
漫画:竹村洋平
原作:タカヒロ
出版:集英社
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ついに二番組組長もです。しかもご褒美には能力を使ってまで。硬派なスケバンが実はピュアというのはお約束ですが、一気にそこまで行ってしまうとは。美羅との「スレイブ・爆音」は、なんか遙か昔にこんな特撮を見たことがあるような形態ですねw
味方も敵もオールキャストが出揃って総力戦間近ですが、まずはJK組長とダークサイドに堕ちた元組長の戦いになるようです。
であいもん (14)
漫画:浅野りん
出版:KADOKAWA コミックス・エース
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咲季君、VTuberということにしておけば堂々と出来るのだから、やってみれば意外とありなのでは?
修行者としては自分がどこまで出来ているかは悩みが尽きないと思われますが、素朴の中に隠された本気が活かされているというのは良いですし、それを理解する一果の友達である中学生の沖君の大人っぷりが素晴らしいです。
美弦の誕生日は嬉しかったけれど、ついに気づかされてしまったという表現ですかね。それに合わせての佳乃子の件がフリだけでまったく話に出てきませんが、この後なのでしょう。
服を着るならこんなふうに (13)
漫画:縞野やえ(企画協力:MB)
出版:KADOKAWA
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いろんなファッションを紹介するのに、個別のキャラクターを持ち出すのは理解し易いです。
大学とかって様々なキャラクターが集まる上に、特定の集団として強くは縛られずに他者との自由な関係を保てる希有な世界なので、ファッションに限らず若者には色々な経験をして欲しいなと思います。貧乏暮らしも一つのイイ経験ですし。
メンズメイクもへぇーという感想ですが、歳食って顔にシミとかが目立ってくると、若い時にちゃんとしておくべきだったかもという後悔は少しあります。
理想のヒモ生活 (15)
漫画:日月ネコ(キャラ原案:文倉十)
原作:渡辺恒彦
出版:KADOKAWA コミックス・エース
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双王国での話が長く続いています。異世界ものでよく出てくる「交渉」というものを、都合良く済ますのでなく、まともに正面から扱っているので、その点では面白い漫画です。
ただし、関係者が多く複雑な話になってくると説明が積み上がってエピソード全体の進み方も遅くなるので、そこはちょっと苦しい所でしょうか。
真面目な交渉の脇でルクレツィアがドタバタするのは、お話としてのアクセントにはなっているのですが。
9/5 発売
悪役令嬢に転生失敗して勝ちヒロインになってしまいました ~悪役令嬢の兄との家族エンドを諦めて恋人エンドを目指します~ (2)
漫画:御守リツヒロ
原作:柚原テイル
出版:KADOKAWA フロースコミック
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攻略対象全員が登場し、ヒースクリフが持つの闇の力の理由も分かりました。ダラダラせずに話が進む軽快さが良いです。
アンナマリーをはじめとした3人のリサへの友達ぶりが羨ましいくらいですね。色々と教えてくれて恋を後押ししてくれる良い友達関係ではないですか。
夜這いしてヒースクリフに告白できて奪われてから、トロンとした目で「人生に悔いなし」はおばちゃんですか。攻略対象達がヒロイン以外と絡むシーンを眺めてこその萌えとの主張も、主人公の性癖にブレがなくしっかり保っています。
9/6 発売
雨と君と (4)
漫画:二階堂幸
出版:講談社
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「犬」くん、ちょっと今回は話しすぎでは? それとふみふみするのは猫ですよ。ショートで美人の人はロングでも美人なんですね。友人達との楽しい日常も多い巻でした。
子育てが終わってしまったおっさんが、子連れで大変そうなママさんを助けてあげたくても言い出せないのはあるあるです。せめて夫婦でいれば相手の警戒も和らぐのですが。
安心毛布としての服がぬいぐるみにというのは良いお話でした。
9/7 発売
エリスの聖杯 (7)
漫画:桃山ひなせ(キャラ原案:夕薙)
原作:常磐くじら
出版:ガンガンコミックスUP!
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命の危険があった大きなトラブルの後なので、ちょっと繋ぎの巻という感じです。スカーレットが見える少女のルチアが登場しましたが、今後どのように絡んでくるでしょうか。
何かを知っていそうだったハームズワース子爵の表情の意味も分かりましたけど、ヤバイ性癖の人でしたね。
容疑者レベルになって来ている王太子妃の思惑や、さらわれた隣国の王子の件などはまだまだ解かれていない謎が沢山ありそうですが、次巻以降でアイシャが話す秘密で何かが一つ繋がりそうです。
9/8 発売
JKからやり直すシルバープラン (8)
漫画:李恵成
原作:林達永
出版:ヴァルキリーコミックス
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8巻目にして初めて女の子でなく野郎が表紙なのですが、慎二君が先ではないの? 中ではイイ男に描かれているのにビジュアル的に選ばれなかったのは可哀想です。
悪い遊びとか不良の表現も、とても昭和っぽくてちゃんと時代考証されているのはイイですね。実家没落の原因の方も動き始めて来ましたが、おばちゃん心で意図せず解決という方向に行って欲しいです。
メイカさんは押しころせない (9)
漫画:佐藤ショーキ
出版:秋田書店 少年チャンピオンコミックス
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今やメイド要素や同棲要素はどこかへいってしまいました。球技大会でとかそれぞれの思惑が錯綜してとか普通の学園ものネタです。
とはいえ二軍男子に声をかける岡さん、確かに価値が高いですよ。サブキャラが可愛いのは良いことです。描き下ろしもイイですね。
戸越君と瑞樹さんの夫婦漫才も良いですが、女の子からアプローチしてくれるという設定ばかりなのは少年漫画としては仕方がないですかねぇ。
9/9 発売
宇崎ちゃんは遊びたい! (9)
漫画:丈
出版:KADOKAWA ドラゴンコミックスエイジ
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花ちゃんも先輩と付き合い始めてからは余裕の表情で始まった頃のいじられる面白さは減ってしまいましたので、嫉妬させてみる展開になりました。
亜実さんキャラとしては良いですけど、急にモテ期が来るってのもなんだかな。あとはちょっと下品なネタが多かったです。元々上品な作品でもないですがw
体操着にゼッケンまで縫い付けてタンスに用意してあるフジさんですが、ブルマとかパイルダーオンとか、作者の方はそこそこなお歳のようですね?
数字であそぼ。 (8)
漫画:絹田村子
出版:小学館 flowersフラワーコミックスα
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リボ払いとか正規分布とか秘書問題とか、日常に役立つお話が多かったです。リボは分かっていてもはまる人はいそうですが、知らずにはまったりすると怖いですね。金のなかった若い頃にリボ払いの仕組みがなくて良かったと胸をなで下ろしています。
秘書問題はマッチング相手選びに限らずに色々なことに応用できそうです。ただし、その検討対象によっては損をしないようにという考え方自体が根本から間違っているかもしれないことに、理系の人は気づくのが遅かったりします。
魔導具師ダリヤはうつむかない ~Dahliya Wilts No More~ (5)
漫画:住川惠(キャラ原案:景)
原作:甘岸久弥
出版:マッグガーデン
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ここまでかなりのイベントがあったはずですが、ヴォルフとの出逢いからまだ一ヶ月という設定には無理がないですかね。そうしなければならない何かがあるのかな。魔道具を作る合間に二人の中が進展してを繰り返しています。
なにか絵の線がとても細くて繊細になって来ているように感じます。なのでなんとなく全体が薄いイメージなのですが、意図的なのかそれとも自然な変化でしょうか。
尾けられていると言いながら相手が全く描写されないので、これも単にお姫様抱っこイベント用の言い訳かもしれません。
魔法使いの嫁 (18)
漫画:ヤマザキコレ
出版:マッグガーデン
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いやこれは難しいですね。前の巻から読み返せばきちんと繋がっていますけど。うちの娘がこの漫画好きなんですが、どこまで分かっているのかな。
詰まる所は執着心の強い愚か者が、その弱い心を利用されて災害を起こしというシチュエーションでしょうか。
とにかくリズベスに操られていたフィロメラを救い出すことは出来そうです。役目を果たしたアルキュオネが忠臣のような美しい散り方で描かれたのは満足しました。
9/12 発売
新九郎、奔る! (11)
漫画:ゆうきまさみ
出版:小学館
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真っ直ぐな新九郎が、領地のことや姉のことで裏の手を使わなければいけなくなります。まつりごとは綺麗な正攻法だけでは進まないため、それもまた彼の成長物語の一部なのでしょう。
史実に基づいて不仲の義政と義尚の父子の関係というのも難しい話ですが、わずか9歳で将軍にさせられているというのも実権の無いお飾り以外にあり得ない訳で、昔の中央政府はおかしな価値観で回っていたのだなと思わずにはいられません。
後半に出てきたまだ少女のぬいは、新九郎のお嫁さん候補でしょうか。
二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (16)
漫画:高瀬 志帆
出版:小学館
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想定していなかった不合格から立ち直る花恋と、受験方針についてそれぞれに頭が固い今川家と原家が描かれます。どちらの家も子供の方を向いていない親の例として描かれていますが、この後どうなるでしょうか。
そして2月1日の決戦前夜の最後の激励会。第1話で描かれたシーンのちょうど1年後、子供達も先生達も全員が揃うのはここが最後というになるという場です。16巻分を駆け抜けて来て、佐倉の気持ちも当時とは大きく異なります。
それぞれの先生から決戦に挑む子供達への熱いメッセージが語られ、そして翌日、本番の試験へ向かう子供達を学校の前で迎え、最後の激励をして送り出します。
黄泉のツガイ (2)
漫画:荒川弘
出版:ガンガンコミックス
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アサとユルの双子で対立して行くのかと思ったら、ずいぶん早い時期に共闘していくようです。ツガイについても色々なのがいることが分かってきました。実在する何かに似ているものから、いかにも妖怪的な見た目のものまで、アイディア勝負ですね。
一方で、ツガイは決め手となる武器という分けでもなく、あっさり負けてしまうものやツガイ使いとしての主も弱い相手も多くて、この世界観の中で普通に使われている武器や術という位置づけのようです。
スマホを使いこなす猫の虎鉄は可愛いですよ。でも戦ったら強いのかな。
9/13 発売
推しが武道館いってくれたら死ぬ (9)
漫画:平尾アウリ
出版:リュウコミックス
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れおの生誕祭があって何かを予感させる始まりです。舞菜推しも増えてきて、嬉しさと共に独り占めが出来ない辛さを味わうえりぴよの心境わかります。しかし基くんの妹の玲奈ちゃんが色々と可愛すぎませんかね。
そしてついにえりぴよの念願の、玲奈ちゃんと一緒にやりたいことを全部やった舞菜の生誕を行うことができました。ちゃむメンバで作った段ボールの武道館という文化祭感もイイですね。
ただし、えりぴよにとって世界一特別な記念日は、くまささんのドルオタとしての予感が的中してしまった日でもありました。彼の表情は固まったまま次巻に続きます。
9/14 発売
裏切られたので、王妃付き侍女にジョブチェンジ! (2)
漫画:青山克己
原作:雉間ちまこ
出版:マッグガーデン
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相変わらずキャラの表情が豊かで楽しい雰囲気が溢れていますが、お話としてはシリアスな方向へ進みます。マーシャ強いです。
この巻の中では、マーシャは自分がラウルから如何に酷い扱いを受けていたかを二度も説明する羽目になりますが、今後ラウルの側にとってもっともらしい理由が出てくるのか心配です。本当にただのゲス野郎なのでしょうか。
出来るメイドのメアリのマーシャの扱い方もさすがで楽しいシーンがあります。爆弾発言は単なるお遊び設定か、なにか伏線があるのでしょうか。
転生した悪役令嬢は復讐を望まない THE COMIC (3)
漫画:磐秋ハル
原作:あかこ
出版:マッグガーデン
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ついにレイナルドとアルベルトの20年来の復讐劇が始まりますが、リゼル王子に知られてしまい、ローズマリーも分かってしまいました。
ここから単純に二人が説得に応じてそれを止めたとしても盛り上がりに欠けてしまうので、どういう結末にするつもりなのか気になります。少なくとも過去にローズマリーをおとしいれたティアだけはどうにかなってもらわないと納得がいかないです。
王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います (1)
漫画:南乃映月(キャラ原案:硝音あや)
原作:狭山ひびき
出版:マッグガーデン
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少しだけ出だしのパターンを変えて、王子からの婚約破棄後に王子の弟に求婚されるシーンから始まります。王子からは自分よりも目立たぬようにバカでいろと言われて従っていましたが、実際は本好きで有能という設定なので、賢い王子の弟に好かれていたと。
現時点ではただそれだけなので、ここからどういう展開に持って行くかですね。メイドのテイラーのキャラクターは確かにこれで良いと思います。
9/15 発売
葬送のフリーレン (9)
漫画:アベツカサ
原作:山田鐘人
出版:小学館 少年サンデーコミックス
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いつも通り淡々と時が流れるので、わずか数コマで数ヶ月が過ぎさってしまいます。前もありましたね、こんな表現。
勇者一行の過去と絡む話が3話ほどあって、黄金郷のマハトと相対する大きなストーリーに入ります。魔法ではなく呪いで全てが黄金になった地域ですが、その原因であるマハトを倒したしても元には戻りそうに無い。さて次巻に向けてどう解決するでしょうか。
レルネンが語る「いつかなんてときは私達の人生には存在しない」という言葉は重い戒めですね。
よふかしのうた (13)
漫画:コトヤマ
出版:小学館 少年サンデーコミックス
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激しいバトルの後で仲間になるとか、どこのバトル系漫画ですかという展開ですが、キャラが立っていて面白いのでありとしましょう。コウ君がここまで強い理由がちょっと欲しいですけど。
星見キクについて「だから眷属になると悲しむのか」と言うコウ君の台詞の意味が最初は取れませんでしたが、何度か読み返してやっと分かりました。血を吸った相手が死なずに眷属になるということは、自分の気持ちが本当では無かったという証明になってしまうからですね。コウ君、パワーだけで無く思考も大人です。
9/16 発売
王様の仕立て屋~下町テーラー~ (13)
漫画:大河原遁
出版:集英社 ヤングジャンプコミックス
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スーツでは無い服、コートや普段着でのお話です。コートが多かったのは連載時に冬だったのかな。最近の若者にとってデニムは、… という話は確かにどこかで耳にしていましたが、やっぱり今や古いイメージなんですね。時代は変わりますね。
セルフレジも慣れれば早いのですが、慣れるまでが面倒に感じるのは共感します。あれでノロノロしているのは、若者から見るとATMの前でやけに時間がかかっているお年寄りと同じに見えてしまうのかもしれません。気をつけたいと思います。
聖女の魔力は万能です ~もう一人の聖女~ (3)
漫画:亜尾あぐ(キャラ原案:珠梨やすゆき)
原作:橘由華
出版:KADOKAWA
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オリジナル作品のの聖女であるセイの力を用いて聖水を開発するお話です。アイラのアイディアが元でお手柄という形になっています。
ただ下手にオリジナル側との絡みが多いだけに、サイドストーリー固有の展開や面白さが無くて微妙な作りですかね。読み切りくらいならありかなという感じがしました。
転生ババァは見過ごせない! 元悪徳女帝の二周目ライフ (2)
漫画:文月路亜(キャラ原案:タカ氏)
原作:ナカノムラアヤスケ
出版:アルファポリス
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設定上は300年前の女王の転生者なので、経験があって狡猾だったり、しゃべり方が偉そうだったりが許容できます。単に設定上の問題とはいえ、ただの女子高生が転生したら凄く有能になっていたりすると違和感ありますから。
その上で単に有能な少女として第二の人生を生きていくだけだと面白みもないですが、かつての自分が治めていた帝国の復活を望む輩との絡みが出てきましたので、ここから話が広がることを期待します。
9/20 発売
暁のヨナ (39)
漫画:草凪みずほ
出版:白泉社 花とゆめCOMICS
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末娘に早く買えと煽られる漫画です。ここしばらく戦い続きで殺伐としていましたが、久しぶりにラブ要素wが入っているので良かったです。
王が不在の緋龍城でも南戒の進入によりトラブルが起き始めます。でもそのシリアスな状況の中で進むメイニャンとヴァルの青春のお話も良いですね。二人を説得するのに度胸あるお姉ちゃん達だなと思ったら、テトラとアユラは強い護衛の方達だったことを思い出しました。
くまみこ (18)
漫画:吉元ますめ
出版:KADOKAWA MFコミックス
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そういう漫画だとは分かっているのですが、訳わからん展開で秘境であるはずの熊手村に、まちの友達がやって来ることになります。暗がりの中でいきなりピュアネスアイに迎えられるのはちと怖いです。
メトロポリスTOKYOの描写については、ブレていなくて安心ですが。さて、お婆ちゃんは何者で山神様の意思はどこにあるのでしょうか。
フラジャイル (23)
漫画:恵三郎
原作:草水敏
出版:講談社 アフタヌーンKC
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あわや完結かと思わされた前巻から変わって新編に入ります。JS1のその後で間瀬と火箱が再登場します。看護師のカゲグチには興味がないと言い切る岸先生カッコイイです。もちろん、なんでもできるマンも凄いですが、彼は最近ちょっと生き生きしているような。
採血のやり方に古いとかあるんですね。今度される時に確認してみようと思いました。そしてキツい相手が何か間違っていても、それを正そうとは思わないのは全くその通りですよね。面倒だし助けたくもないと考えちゃいますから。
さらに私もメーカーの人間なので、無知かつ扇情的な報道をする糞メディアとか思っちゃうのもこれまた分かります。ただし、それでTVに文句をつけて家族にウザがられて孤立を深めるのですが。
岸先生の宮崎先生への診断書のレビューも若手あるあるで面白いです。
焼いてるふたり (8)
漫画:ハナツカシオリ
出版:講談社
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写真とメッセージを送り合う夫婦はちょっとキモいかな。片方がそのレベルまでやり過ぎてしまって、でも相手が受け入れてくれてという扱いくらいなら気にならないのですが。
いいホテルでゆっくり過ごすはありだと思いますが、そのシチュエーションを活かした何がある訳でなく、そこから焼肉店へとか父親のデート現場に遭遇も繋がりが薄くてなんだかなです。
自分が結婚している年齢や立場になって親の再婚に拗ねているというのも、実際に台詞にありましたけど子供じゃあるまいしと読んでいる方も感じてしまいます。しかも親父さんの設定が70越えでというのもね。
魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画 (5)
漫画:一乃ゆゆ(キャラ原案:石田可奈)
原作:佐島勤
出版:KADOKAWA MFコミックス
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うーん、展開が遅いというか話が上手く流れていないというか、原作者は同じなので残念ながらコミカライズの漫画家さんの構成力ですかね。もうちょっと短い巻数で終われそうな話である感じがします。
敵も普通のおばさんにしか見えないし。催眠のかかり方も解ける時ももずいぶん安直に見えてしまいました。
9/24 発売
その着せ替え人形は恋をする (10)
漫画:福田晋一
出版:ヤングガンガンコミックス
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ラブコメ定番のお泊まり回があります。気楽に誘っておきながら、大きく勘違いして、覚悟を決めて、でも結局何もなくてというド定番展開ですが、この手のういういしさは何度見てもごちそうさまです。
助かる命があるとか言い出す涼香さんの壊れっぷりもイイですw やっぱり極端な人がいると盛り上がりますよ。
娘さんをお持ちのお父さんには、巻末のおまけの海夢の行動があるあるでめっちゃ分かります。これはこれで幸せなんですよね。
9/26 発売
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還 (26)
漫画:Ark Performance(メカニックデザイン:大河原邦男原案:)
原作:富野由悠季、原案:矢立肇
出版:KADOKAWA コミックス・エース
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宇宙世紀の事象の中心には必ずシャアがいる。そうこなっくちゃ! 旧ア・バオア・クー宙域で3陣営入り乱れてのMS戦がひたすら続きます。
キマイラ隊の設立の目的でもあった実際のニュータイプとの対峙が叶いますが、やっぱりシャア強すぎです。もちろんそうで無くてはいけませんが。
MS戦の裏で進むミナレット側の攻防も本格化しそうですが、登場キャラクターが多過ぎで把握が難しくなってきたのは『蒼き鋼のアルペジオ』でも同じかも。
9/27 発売
めざせ豪華客船!! ~船召喚スキルで異世界リッチライフを手に入れろ~ (3)
漫画:ザザロン亞南
原作:たむたむ
出版:スクウェア・エニックス GFC
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主人公はのび太君みたいな感じなのに、周りは可愛い女の子ばかりで相当なハーレム漫画ですよ。でも無自覚系ではなく、ちゃんと我慢もしているのは好感が持てます。
ギルド受付のカミーユさんは特に可愛いですね。耳付き亜人の仲間としては『氷属性男子とクールな同僚女子』の狐森さんも仲間に入れたいです。ダークエルフの村の移住話が片付きますが、ちょこちょこ出て走り回っている村のチビ達も、これはこれで可愛いですよ。
水着回があるのかと思ったらこの世界には水着自体の概念がないとか、おいおい。まぁ扉絵で十分ですが。胡椒であっという間に金持ちになって展開がちと早いかな。でも新しい船が出てこないと寂しいですしね。
人族至上主義者達による足亜人狩りの話が何度も出てくるので、そのうちにメインストーリーに絡んでくるでしょうか。
9/29 発売
先生日誌 (1) ほむら先生はたぶんモテない
漫画:せかねこ
出版:KADOKAWA
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『ほむら先生はたぶんモテない』の続編です。ほむら先生と教師になった蓮見さんが同僚になっています。ほむら先生の嫉妬の表し方も前作よりも比較的ストレートですから、先生と生徒の関係性よりも安心して見ていられますね。
彼氏彼女で、いきなり結婚を前提でお付き合いという話になっていてこの先も楽しみです。ただし学校では蓮見先生の望む「ほむ×はす」どころか、体育教師の爽やかな美凪先生を奪い合って、少女の憧れ王道の「みな×はす」、そして腐女子の達の目の保養「ほむ×みな」というおかしな風潮も蔓延してます。
そんな中で蓮見先生の幸せの行方は、…とか言いたくなりそうですが、実はこれで結構幸せそうです。
9/30 発売
空母いぶき GREAT GAME (8)
漫画:かわぐちかいじ(協力:八木勝大・潮匡人 原案協力:惠谷治)
出版:小学館 ビッグコミックス
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某国の暴挙が今まさに現実に動いているだけに話にとても重みがあって、国際法を無視してあり得ない言い訳を使ってくるところまで全く同じなので、何気にリアル感が増しています。
防衛出動が出て本気で開戦となり、陸海空の3自衛隊が協力しての本土防衛です。ついに10式戦車が火を噴くとか胸熱展開ですが、F35もいきなり撃墜されてしまいます。
記者会見でのマスコミからの筋違いな責任追及もホントありそうで嫌になっちゃいますが、戦場の映像が沢山出て世論に響くとかも今まさにそんな世界にいることが実感出来ます。
婚約破棄されましたが、幸せに暮らしておりますわ!アンソロジーコミック (3)
出版:一迅社
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短いお話でタイトルでもあるアンソロジーのテーマに沿うようにすると、どうしても婚約破棄をする側がお馬鹿さんでどうしようもないクズ男の設定になるしかないのはパターンになってしまい残念です。
ただ単純に直ぐに別のイケメンに惚れられるだけでなく、意外とお嬢様が仕事で成功を収めるというお話が多かったのは悪くないですね。特に最後のお話は短いなりにも必須要素がちゃんと入ってまとまっていて好みでした。