購入済み新刊漫画の紹介【2023年1月 23冊】

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2023年1月に発売されて購入・読了した漫画の新刊(電子書籍)の一覧です。簡単なレビュー・感想を付けて紹介します。

読んで面白かった今月のおすすめ漫画5冊は以下です。

先月の新刊はこちらから

1/4発売

かげきしょうじょ!! (13)

漫画:斉木久美子
出版:白泉社
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夏休みになり東京でみんなで集まってレッスンに遊びにという場面設定に、さらさのお母さんが登場します。そして同時に紅華歌劇団をモチーフにした連ドラの話、愛が指導担当をしている伊賀さんがクラスでなじめずにいる話が同時並行でスタートしていますので、それらが絡み合ったストーリーがこれから始まりそうな、新章開始という感じの巻です。

チェンソーマン (13)

漫画:藤本タツキ
出版:集英社ジャンプコミックス
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相変わらずポンポン人が殺されます。二重人格のようになっているアサ&ヨルとチェンソーマンであることをバラしたいデンジをメインにして、まだ正体を明かされないキャラ達が少しずつ関与してくるというあくまでも未だ出だしなのですが、ちょっとここまで魅力的なキャラクターがいないので、前章の11巻までのエピソードの世界観に乗って動いているだけという雰囲気ですかね。

2.5次元の誘惑 (16)

漫画:橋本悠
出版:集英社ジャンプコミックス
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前巻の最後で登場したコスプレ四天王である夜姫と753による魔界幹部のヨキエルとナミエルの併せからです。そして漫研の新入生であるツバキのお悩み解決編となります。身に付けてしまった小難しい知識に邪魔されて、ただ好きなだけで良い、何かだけでなく全部好きでも良いという単純なことにたどり着くまでに時間をかけました。新入部員として定着です。

その後は、打ち解けたツバキを含めてスプラ3らしきものでみんなで遊んだり、渋谷に行って遊んだりというミニエピソードで繋いでから、最初の活動テーマだったROM作りを再開しようとするところに、四天王の最後の一人がついに素顔を見せてリリサ達に近づいて来るという状況設定までして次巻に続くとなります。

1/6発売

パリピ孔明 (16)

漫画:原作:四葉夕卜 漫画:小川亮
出版:講談社
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KABE太人の裏切りもイースト・サウスの二人の復活も孔明の策による予定調和ではあるものの、読めばやっぱりアツいです。そしてそこに絡むオシカルにAZALEAの3人と、有能過ぎなスタッフの櫻井さんがいて、広がった孔明チームが全員活躍という、これぞ逆転劇という展開に来ました。ただ次巻で最後にもう一波乱あってからの勝利となりそうですかね。

1/7発売

異世界のんびり農家 (10)

漫画:剣康之(キャラ原案:やすも)
原作:内藤騎之介
出版:KADOKAWA ドラゴンコミックスエイジ
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地下の黒い大岩に神の像と神殿を作ったら、他にも同じようなものが幾つかあった。で、さっさと同じように処理したら、結果として封じられていた魔神を救済してしまいましたという、いつものスローライフで無意識に世界を救ってしまうというパターンです。

そしてまた村の管理と拡張です。ついに人族が来るようですね。ただし10組の新婚夫婦ということは、村長の男としての役割分担は望めませんね。

JKからやり直すシルバープラン (9)

漫画:李惠成
原作:林達永
出版:ヴァルキリーコミックス
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ここまでちょっと他者の都合の良い誤解もありながらという小百合のやり直しですが、今回はかなり真っ正面から体当たりで行きました。死んで元の人生に戻っちゃうかと思いましたよ。結果からすればまた一人仲間を増やしてとなるのですが。

さて、いきなり皆でハワイに旅行の新章開始となります。そこに鉢合わせる西園寺千桜。一度は引いた大物が帰ってきました。これはたぶん次のお仲間ターゲットは彼女ですね。

JKハルは異世界で娼婦になった (6)

漫画:平鳥コウ
原作:山田J太
出版:新潮社
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うーん、6巻になってそんなチートを持っていましたという種明かしはちょっとなぁですね。もうちょっと良い伏線が欲しかったです。かなり迷走していた感じ。数多くの兵達を同僚女性の復讐としてあっさり部隊毎全滅させて、これから魔王と対決まで行くのかと思ったら、次巻だけでもう完結に持って行くようです。

1/12発売

結婚するって、本当ですか (9)

漫画:若木民喜
出版:小学館 ビッグコミックス
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相変わらず作者の方のぶっ飛んだ話の作り方で結婚ってなんだろうというテーマが分かり辛くなっていますが、ひょっとしたら狙ってやっているのかもしれません。真面目な話を照れからつい茶化してしまうように。でも軽トラの荷台の上でとか、それ必要な展開かなぁとは感じます。

小林さんちのメイドラゴン エルマのOL日記 (7)

漫画:カザマアヤミ
原作:クール教信者
出版:双葉社 アクションコミックス
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食べていれば幸せのエルマの漫画なので、メインストーリーというようなものは無いのですが続いていますね。確かにアメリカンドッグの最後に残るそこは気になります。料理とか運転とかささっとやって見せて何気に有能なトールが、エルマのポンコツを一層引き立たせますよ。

新九郎、奔る! (12)

漫画:ゆうきまさみ
出版:小学館 ビックスピリッツコミックススペシャル
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姉の息子龍王丸の相続の件で不正がばれないか気が気でない新九郎でしたが、やっと片付きます。単なる先送りといえばそうかもしれません。でも新九郎の交渉力による解決という成長が見られるお話でした。とはいえ借金苦に悩ませられる状況は続きます。

そうそう一休さんが出てきましたよ。確かにゆうきまさみ作品には必ずいそうな破天荒キャラではありますね。

1/13発売

ミステリと言う勿れ (13)

漫画:田村由美
出版:小学館 フラワーコミックスα
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女性刑事の風呂光さんがカウンターパートになり、富山の名所も紹介しながらという新章です。そしてこれまで登場してきた方々も再登場していますので、それぞれの人の思惑が絡み合い、また助け合いというお話になるでしょうか。刑事が簡単に一般人に助けを請うとか名探偵ものかよという気もしますが、それ自体もオマージュなのかもしれません。

1/18発売

古見さんは、コミュ症です。 (28)

漫画:オダトモヒト
出版:小学館 少年サンデーコミックス
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只野くんと古見さんの関係は少しずつ進んではいるのですが、なんか全体的にやっつけ感というか長くなった作品の悪いところが出ている気がします。まぁ元からそういう意味不明な話も多かった作品なのですが、さすがに飽きが来たというか。救いがあるとすれば、付き合いだした阿瀬さんと成瀬くんとか、一歩手前の留美子ちゃんと和貝くんとか、周りでもちょっと良い関係があるところでしょうか。

あおざくら 防衛大学校物語 (27)

漫画:二階堂ヒカル
出版:小学館 少年サンデーコミックス
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今巻も全編開校祭でした。松井さんと岡上さんが友達関係になる方向に舵を切ってきましたね。女子学生や女性自衛官についてもさらに深掘りしてもらえると良いと思います。名物の棒倒しも一度しっかりやっているので今回はあっさりと。今後は家族との関係についても描いていこうかというあたりでしょうか。そうそう永井さんのキャラクターは期待通りで良かったです。

1/20発売

好きな子がめがねを忘れた (10)

漫画:藤近小梅
出版:ガンガンコミックスJOKER
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タイトル通りのネタでついに10巻です。今時の中学生はモーニングコールまで出来てしまうというのはスゴい時代だなぁと思うおじさんです。定番のお部屋デートもありますが、緊張して初々しいのは尊いです。なんとも察しの良いお母様方も応援している若く芽吹いた恋は良いですなぁ。

さて、今日だと決めた小村くんですが、二転三転。そしてついに!と言うところでもメインテーマを外さないのは流石の演出です。参りました。もちろん、最後にはおめでとうとなる訳ですが、正直ここで完結しても満足できそうなくらいの流れでした。

暁のヨナ (40)

漫画:草凪みずほ
出版:白泉社 花とゆめCOMICS
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殺伐とした争いの中にもコメディを忘れないという上手いバランスが良かったですよ。ユン君がみんなの中心というのはイイですね。今後の新たな国作りの中で、彼はこのお話の中のキーパーソンになっていく位置にいるのかもしれません。

戦争の裏にも恋心がというのは少女漫画としてはとても正しいので、渦中のメイニャンとヴァルにも是非幸せになって欲しいのですが、相手がヤバ過ぎそうでハラハラです。そして焼け落ちる緋龍城で南戒の暗殺者と戦っていたはずのアユラとテトラも心配です。良いキャラ達なので無事であることを祈ります。

1/23発売

新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち (3)

漫画:La-na
原作:佐島 勤
出版:MFコミックス アライブシリーズ
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新キャラが沢山登場しますが、何でしょうね。それぞれに特徴が薄くとっても分かり難い感じがします。何かとても平面的というか、それぞれのキャラクターが紙上で演技をしているみたいに見えるのです。ただの文字だからそんなこと無いはずなのですが台詞が棒読みされているような。キャラの描き分けなのかなぁ。

フラジャイル (24)

漫画:恵三郎
原作:草水敏
出版:講談社 アフタヌーンKC
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治験というとても面倒な仕組みに切り込みますが、流石に今回の患者の同意を得るより先に動いている宮崎先生は不味い気がしますね。破ってはいけない原則というものはありますからねぇ。ただストーリー上でそれは失敗というようには持って行ってはいますし、それが宮崎先生の悩むあるべき医者とはという答えに繋がります。そしてそこに同じように看護とは何かという悩みを抱える六川師長を絡めてきているので、構成としては流石に上手い作りです。

何でもセンセーショナルな話にしたいマスゴミがクズなのは本当その通りですよね。ニュースでも自分がある程度知っている業界の話だと、こいつら何言ってんだと思うことはよくありますから。

ボールパークでつかまえて! (9)

漫画:須賀達郎
出版:講談社 モーニングKC
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これまで登場していたキャラクター達が、だんだん生き生きとして来て良い感じになって来ました。野球そのものでは無く、それが行われる球場に集い、そして関わる人々をテーマにするというのは正しかったのかもしれません。全くの他人のように見えた個々のキャラクターが、実はどこかでちょっと繋がっているというのも読んでいる側には楽しいものです。

三井投手とキサさんはゴールがやっと見えて良かったです。そして桐谷監督のサプライズもイイですね。さらには満を持してのチア達のデビュー。娘想いのお父さん流石ですよ。ちょっと泣いちゃいました。

余命2ヶ月の異世界健康法 (2)

漫画:ムナカタ
出版:KADOKAWA MFC
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ちょっと1巻ほどのパワーは無くなってしまいましたが、異色の異世界転生ものとしてはまだ健在です。転生したのが主人公の達人じいさんのカイチだけでなく、異世界転生に多少は知見がありそうな看護師のトキちゃんが上手くフォローしているのはパーティ構成としても良いです。特に異世界人に対しても暴言上等の彼女の壊れっぷりというかクズっぷりというかは、コメディ担当としても良いキャラ設定ですね。

誤解に基づくエルフとの戦いがちょっとばかし長かったでしょうか。この先のレベルアップとか、タイトル通りの余命2ヶ月というのをどのように使ってくるかは気になります。

来世は他人がいい (7)

漫画:小西明日翔
出版:講談社
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ワルな人達の世界をベースにしていて面白いのですが、プロットとしては毎回懲りずにトラブルに巻き込まれるお姫様を、王子様がカッコ良く助けるという定番ものだったりします。今巻は新章のはじまりという感じで、まずは今回の敵が相当にヤバい奴であるという読者への最初の紹介という段階までです。王子様も今回は厳しいかと感じさせると。

殺しをゲームのように進める敵キャラと、いきなり最初の接触で危うく吉乃の命を取られそうなところまで行きました。なんとか助け出してという良い引きで次巻に続くとなっています。

1/27発売

航宙軍士官、冒険者になる (6)

漫画:たくま朋正(キャラ原案:himesuz)
原作:伊藤暖彦
出版:KADOKAWA 電撃コミックスNEXT
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ドラゴンを倒し、計画通り貴族として男爵の地位を得られそうになりと、技術に裏付けられたチートな力で着々と前に進みますが、ここに来て不思議な現象が突然描写されました。クレリアの姿をして、まるで彼の行動の意図を知っているかのような物言いの存在が登場します。

この世界ではAIであるイーリスが神の立場にいると思っていたのですが、アランもイーリスも把握していない別の存在がいるというのは、どうなって行くのかと思ったら、この先で原作の更新が止まっているみたいですね。そしてどうも原作を確認してみると、この存在についての描写は無いようです。コミカライズのオリジナル要素として、どういう方向に進むのでしょうか。

僕と魔女についての備忘録 (5)

漫画:三つ葉優雨
出版:小学館
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これで完結なのですが、涉は先代の生まれ変わりでしたって設定は上手くないと思いましたね。彼が書いた「備忘録」の存在は、殆どただの日記以上の意味が無くなってしまいましたし。作者の方はそういう輪廻転生な世界観が好きだったのかもしれませんが、作品としてのテーマが違うところへ行ってしまった感じがしました。

1/30発売

空母いぶきGREAT GAME (9)

漫画:かわぐちかいじ(協力:八木勝大・潮匡人 原案協力:惠谷治)
出版:小学館 ビッグコミックス
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最新鋭のイージス艦が轟沈とか、本当に戦争という状況になっています。ちょっと気になるのはウクライナ戦争の報道も少なからず影響しているように思えるところでしょうか。読者の側も戦争で兵士が死ぬという世界に少し慣れてきているという前提が、ストーリー上で考慮されて来ているような気がしてなりません。

早速、B21を登場させようとするのも同じ流れかと。元々の構想にあった話が現実の影響を受けることが良いのか悪いのかはなんとも難しいのですが。もちろんお話全体としてはとても面白いのですけどね。


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